対応しているUSBのバージョンを表す
【USBシンボル】
- 意味
USBポートが対応するUSBのバージョン - マークが付く主な機器
パソコンやネットワーク機器、プリンターなど、USBポートを備えた機器
USBシンボルは、IT機器のUSBポート近くに付けられるマークである。マークの形でUSBのバージョンが分かる。
現在よく使われるUSBのバージョンは、USB 2.0とUSB 3.0、USB 3.1の3種類。マークの中に「SS」という文字を含むのが、USB 3.0以上に対応することを示すUSBシンボルである。このシンボルの右上に「10」の数字が付くと、USB 3.1以上に対応することを示すUSBシンボルになる。USB 2.0を示すUSBシンボルには、「SS」と「10」のいずれも含まれない。
USBは上位のバージョンのほうが、データ転送速度が速い。USB 2.0は480Mビット/秒、USB 3.0は5Gビット/秒、USB 3.1は10Gビット/秒に対応する。下位互換性があるので、例えばUSB 3.1のポートにUSB 2.0対応の周辺機器を挿しても問題はない。逆に、USB 3.1対応の周辺機器をUSB 2.0のポートに挿すと、利用できなかったり、USBがボトルネックになって動作が遅くなったりする。
USBシンボルとは別に、パッケージにUSBロゴが載っている場合がある。USBロゴは、USBの仕様を策定する標準化団体USBインプリメンターズ・フォーラムの認証を受けると付けられる。ベンダーがUSB製品として高品質であることをアピールするために付けることが多い。
