ハワイで正装にもなる「ムームー」とは?人気デザインや着こなし術も紹介

ハワイで正装にもなる「ムームー」とは?人気デザインや着こなし術も紹介

公開日:2023.11.17
更新日:2023.12.07

日本のサウナや健康センターなどで着用するワンピースのような衣服を日本では「ムームー」と呼ぶことがあります。ハワイで着用されるムームーは、普段着としてはもちろん正装になる伝統的なアイテムです。今回は、ムームーの特徴や込められた意味、人気デザイン、着こなし術をはじめ、おすすめのショップなどをご紹介します。

ハワイで着る「ムームー」とは

ムームーとは

photo by Kaahele Hawaii 

ハワイにはかつて、ポリネシア系の原住民が住んでいました。原住民たちは洋服を着る習慣がありませんでしたが、移住してきた西洋人から「洋服」が導入されたという歴史があります。当時の原住民は体格が大きく西洋のドレスを着ることが難しかったため、着られるように洋服を進化させたのが、ムームーになりました。

ムームーは、日本で1960年ごろに家庭着として普及したので、ご年配の方は寝間着のような衣服を想像するかもしれません。しかし、本来ムームーとは、ハワイでおなじみの丈が長い女性用のドレスを意味します。ワンピースのような衣服で、デザインは全体的にゆったりとしていて、アロハシャツのような華やかな模様があしらわれています。

普段着にも正装にもなる

ムームーは、ハワイで普段着としても着用されますが、挙式のゲストとして招かれた際の正装としても着用されるアイテムです。ハワイ挙式を盛り上げるだけではなく、アクセサリーなどを組み合わせることで式の雰囲気を華やかにします。ムームーは、豊富な色や種類があるので、家族や友達と色や柄を合わせると、統一感が出ておめでたい雰囲気を演出できるでしょう。

ホロクとの違い

ホロク

photo by DTL Studio

ホロクは、後ろの長い裾が特徴的なドレスです。現代でも、正装のウェディングドレスやフラの衣装として受け継がれています。洋服が西洋の人からハワイに入ったときに、ホロクはトレーンと呼ばれる引き裾があったのですが、より着やすく動きやすくするために裾を短くした「ホロムー」に進化しました。ムームーは「短く切る」というハワイ語に由来し、ホロムーをさらに使いやすく、入手しやすい素材で製作され、一般的に広まっていったようです。ハワイの伝統的なドレスとして、ホロクもムームーも、愛され続けています。

ムームーの定番・人気デザイン

フラワーデザイン

フラワーデザイン

photo by shaka time

ムームーには、さまざまな柄があり以下のような意味があります。華やかでハワイらしい柄はフラワーデザインです。「繊細な美」を表すハイビスカスや「愛の象徴」を表すプルメリアなど、身近なハワイアンフラワーが、ムームーの柄としてもよく選ばれます。

トロピカルデザイン

トロピカルデザイン

photo by aloha outlet

ハワイの自然や海に関連するトロピカルデザインの柄も人気です。シュロの木、リーフ(葉っぱ)、ホヌ(カメ)、ドルフィン、波、日の光、魚、パイナップルなどが描かれています。

ソリッドカラー

ソリッドカラー

photo by https://muumuufactory.com/ 

大きい柄のデザインが苦手な方は、柄の入っていない単色デザインのムームーもおすすめです。ソリッドとは、同じ色調の色を意味するため、柄を使わない単一色を意味します。店頭などで無地のムームーを購入したい場合は、ソリッドカラーを指定すると良いでしょう。

ムームーのおすすめ着こなし術

ムームーの着こなし

photo by First wedding 

ハワイの景色に映える明るい色を選ぼう

ハワイでの結婚式なら、日本では着ないような明るめの色も違和感なく着られます。ハワイの景色にマッチするようなカラフルなものやハワイアンスタイルのデザインがおすすめです。

アクセサリーで華やかに

「シェル」「リーフ」「ククイナッツ」などハワイらしい素材のアクセサリーをつけると、ムームーを引き立て、より華やかになります。男性や子供のアロハと揃えるときも、お揃いのネックレスなどをつけると統一感が出てお祝いの雰囲気を盛り上げるでしょう。

フラワーのヘアクリップでドレスアップ

ムームーの柄に使用されている花やムームーの色と合わせた花のヘアクリップをつければ、より華やぐでしょう。ヘアクリップは、耳の上につけるとハワイアンらしくなります。

靴は結婚式のスタイルに合わせて

ムームーには、一般的にパンプスやミュールを合わせます。カジュアルな形式のウエディングの場合は、つま先が出る靴でも構いません。ただし、教会やチャペルなどのフォーマルな場所では、サンダルやミュールがNGの場合もあります。心配な場合は、パンプスにしておくのが無難です。