2週間前に観に行って来たこの映画の感想です。
2003年の仮面ライダー作品『仮面ライダーファイズ』の完全新作Vシネクスト。
仮面ライダーシリーズに於いてその放送から10年を経ての新作が出たのは「オーズ」がありましたが、20年を経てのはこれが初。
監督は田﨑竜太さん。
脚本は井上敏樹さん。
仮面ライダーファイズ・乾 巧とその仲間達とオルフェノクの戦いから20年後。
北崎 望が社長となったスマートブレイン社はオルフェノク殲滅隊の女隊長・胡桃玲葉が変身する仮面ライダーミューズと彼女が率いるライオトルーパー隊を差し向け次々とオルフェノクを殲滅していた。
一方、園田真理は草加雅人と菊池 啓太郎の甥・条太郎と共にクリーニング店・西洋洗濯舗 菊池を今も営みながら、その2号店であるラーメン店を営む海堂直哉とそこで働く3人のオルフェノクの青年・ヒサオ、コウタ、ケイと共に人知れずオルフェノクを庇護する日々を送っていた。
しかし、巧は数年前にお遣いに出掛けて行ったきり行方不明。
そんな中、自分達の存在と目的がスマートブレインに突き止められ殲滅隊が襲撃。
そこに巧も現れ意外な形で再会を果たし再び戦いに身を投じて行くと言う物語。
「ファイズ」放送当時、僕は大学2回生。
その1作前の「龍騎」に続きよくハマり、玩具やグッズも集めたりしてました。
そんな「ファイズ」が放送から20年を経て復活!
巧役の半田健人さん、真理役の芳賀 優里亜さん、仮面ライダーカイザ・草加雅人役の村上幸平さんのオリジナルキャストが再集結!
本来なら啓太郎も登場するところですが、彼を演じた溝呂木 賢さんが既に芸能界を引退して出演不可能。
そんな啓太郎に代わる存在として浅川大治さん演じる、彼の甥・条太郎が登場。
真理達と共にクリーニング店を営んだり、巧の事を「タッくん」と呼んだりする様子が啓太郎そのままの様でした。
尚、啓太郎はここでは世界中を旅して不在と言う設定でした。
スネークオルフェノク・海堂直哉役で唐橋 充さんも出演!
上記の3名と唐橋さんは発表時から出演が公表され期待してました。
この4名はその後の特撮作品にも結構、出演されてますからね。
「ファイズ」のオルフェノクトリオの中で唯一の生き残りの海堂はここではラーメン屋の店主。
「ライブ&エビル&デモンズ」でもヒロミが留美とラーメンを食べるシーンがあったのを思い出し、美味しそうでした♪
そんな彼の店で働く3人の新キャラ。
今作でのデルタはその1人の柳川るいさん演じるヒサオが変身します。
更にラーメン屋の常連客役で高岩誠二さんもサプライズ出演。
こうさりげないところでゲスト俳優を出してくれるのが印象的です。
ここでのスマートブレイン社は藤田 玲さん演じるドラゴンオルフェノク・北崎 望が社長。
上記の4名以外で唯一のオリジナルキャストです。
時代の進化に合わせてスマートブレインもTVシリーズの時よりハイテクになってました。
TVシリーズでは栗原 瞳さんが演じたスマートレディはここでは進藤あまねさんが演じアイドルっぽく可愛げがありました。
そして今作オリジナルの仮面ライダーミューズに変身するのは福田ルミカさん演じる胡桃玲葉。
近年のライダー作品では女性ライダーの登場も定番ですがここでもそれを取り入れてました。
その戦い方もハイテク!
シリーズ初の量産型ライダーとなったライオトルーパーも健在。
ファイズとカイザは今作だけのネクストファイズとネクストカイザにパワーアップ!
本来のはガラケー型だったのに対しそれはスマホ型の変身アイテムでここも時代の進化に合わせてます。
「ファイズ」に出て来る仮面ライダーで僕が1番好きなのはカイザ。
TVシリーズでは彼のパワーアップがなかったのでここで見れて嬉しかった!
そして真理もワイルドキャットオルフェノクに変身!
ここでまさかのオルフェノク化で度肝を抜かれました!
それに今作はPG12作品。
仮面ライダー映画でPG12なのは「THE NEXT」と『シン・仮面ライダー』に次いで3作目。
確かに少々グロいシーンや巧と真理のオルフェノク同士の恋愛シーンがそれに該当しました。
どうせなら巧と真理が結婚して夫婦になってたら良かったのに(^^;
TVシリーズでもコメディーリリーフだった海堂はここでも笑わせてくれました。
主演の半田健人さんと芳賀 優里亜さんのインタビュー。
もう20年も経ってるから2人共もうアラフォー。
それでもこうしてまた出てくれて何より!
芳賀さんはもうママですからね。
監督の田﨑さんのインタビュー。
TVシリーズに続きここでも監督を務めてくれたお陰でより面白かった!
今の「ガッチャード」も彼の監督のお陰で面白い!
脚本も井上さんのお陰でストーリーも深く感じる事が出来ました。
しかし、草加と北崎はTVシリーズの劇中で死んだはずなのに何故、今作に登場しているのか疑問を抱いてる方も多いでしょう。
そこはネタバレになるのでここでは伏せておきます。
北崎の下の名前はTVシリーズでは謎のままでしたが、今作で初めて“望”である事が判明しました。
それなら「ファイズ」のもう1人の主人公とも言うべきホースオルフェノク・木場勇治も登場するべきでしたが、彼を演じた泉 政行さんは既に故人。
存命だったなら今作での北崎の立場として登場出来ていたかも知れないと思うと非常に残念です。
冒頭でTVシリーズと映画版の名場面がモニターの映像に流れ、そこに木場の姿が強調するように映されてたのはある意味の故人への追悼の意のようにも思えました。
天国の泉さんも喜んで下さっていると良いです。
TVシリーズの主題歌のISSAの「Justiφ's」も劇中で流れ懐かしかった!
そして今作だけの主題歌もISSAが歌う新曲「Identiφ's」。
正にファイズの進化系とも言える1曲でした♪
どうせならISSAにも出演して欲しかったです。
これが今作の入場者プレゼント。
中身はこのようなウルフオルフェノクのステッカーでした。
この通りT・JOYのマイスタンプコレクションも増えました♪
この映画を観た後、改めて「ファイズ」の映画版のDC版のDVDを観ました。
発売当初に買いました。
同様に観たくなった人も多い事でしょう。
やはり「ファイズ」は仮面ライダーシリーズの歴史に残る名作!
映画館でもらったチラシ2枚。
来月には「ギーツ」、6月には「デカレンジャー」の新作Vシネクストがこの通り控えており、どちらも楽しみ!
4月には「キングオージャー」のもあるし今年はVシネクスト続々!
スーパー戦隊シリーズも仮面ライダーシリーズもこう過去の作品の新作が続々だから今後も是非やって欲しいです!
だからこそ「ブレイド」も「カクレンジャー」もやって欲しい!
最後に…
お好み焼きが食べたくなる作品です(笑)