FET高1ラジオを作ってみる | お父にゃんの電子工作

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暇なおじさんが、電子工作(主にラジオ製作)をして勝手な感想を書く

こないだ作ったゲルマラジオ

アンテナを繋いでも悲しいほど小さい音しか出ない。

 

次は、定番の高1ラジオを作ってみる。

電子工作界隈では有名な2SK241。ずいぶん前に生産停止になっているようだが、Aitendoあたりでまだ入手できるので、購入。

他にも同等品として2SK439、2SK544等があるようだ。

 

デプレッション型、動作点が0V付近なので、1MでゲートをGNDにするだけで動作する。

負荷抵抗は半固定で調整することにする。

おじさんが子供の頃には、こんな便利な石はなかったゾ。

 

コイルの主巻(1次)から信号をもらう。

バFETの場合、入力インピーダンスが高いので大丈夫。

イポーラトランジスタの場合、入力インピーダンスが小さいので同調部のQが低下し、選択度が悪くなってしまう。これを避けるために、副巻(2次)コイルから信号を取り出す場合が多い。

このページ(ラジオノート)に詳しい解説があるので、脅威のある方はそちらを参照されたし。

 

なお、CADは無料のKiCadを使用。アートワークもできるので、お金があればP板.comあたりで基板化してみたい、

ブレッドボードなら簡単にできる。

アンテナを繋ぐと、音は小さいがそれなりに聞こえる。

 

ドレイン出力端子をACモードで計測。p-pで0.75V程度出ている。

(プローブを繋ぐとそれだけで特性が変わってしまうので、参考値)

 

ダイオード出力はp-pでおよそ0.1V程度

 

ゲルマニウムダイオードとはいえ、Vf分の損失が大きい。

そこでダイオードにバイアスをかけてみる。

抵抗を2本差すだけ

 

とても効果あり

p-pで0.2Vくらいにアップし、若干音が大きくなった。歪んでいた音がクリアになる。

 

どうせならと、トランジスタ検波にする。検波と言ってもTrにゲインがあるので、より高感度になることが期待できる。

ブレッドボードならあっという間

 

ゲインありすぎてトランジスタ出力が電源電圧(3V)付近までフルスイングして歪んでしまっている。

セラミックイヤホンがスピーカーのような大きな音で鳴る。

コイルをバーアンテナにして外部アンテナ無しで、ちょうど良いかもしれない。

また今度試してみる。

 

なんでも大きければ良いというもんでもないニャ