今晩は!!


8月も半ばですが、未だ未だ暑い日が続きますね

今夜は此方についてアップしたいなと思います🎵




※画像は参考の為に拾わせて頂きました

日本では昔から『打ち水』等を始めとした、水を使って涼をとる方法が用いられて来たそうですが、『水団扇』も同じように水に濡らして扇ぐ事で、通常のうちわよりも涼しい風を感じる事が出来るアイテムで有ります✨






先ず水うちわの特徴ですが、手すきの薄い美濃和紙(雁皮紙・がんぴし)に、ニスを塗って仕上げて有る事で、使用する和紙は乾いた状態でも陽の光が差し込むほど薄く、濡らすと半透明になりますが、その原料は植物(雁皮)の繊維なので水に溶けてしまう事は無いそうです

更に表面は天然のニスでコーティングされている為に形が崩れることもなく、むしろ水に浸した方が強度が増すとも言われています👑





水うちわは岐阜県美濃市で誕生した伝統工芸品の1つで、もともと美濃市は長良川や板取川という清らかな水源に恵まれている事に加え、周囲の山で和紙の原料となる楮(こうぞ)が多く取れた事から、和紙づくりが盛んに行われて来たそうです

正確な起源は明らかになっていない様ですが、奈良時代には写経用の紙として美濃の和紙が使われた記録が有るそうです
その後は障子や提灯、玩具など、時代に合わせて様々な用途に用いられるようになった様です






中でもうちわは盛んに作られ『岐阜うちわ』は岐阜県の伝統工芸品になっている様です
もともと長良川で行われる鵜飼を見に来た観光客への土産品として作られたのが起源とされ、室町時代には既に生産が行われていた記録が有るそうです

明治に入りますと海外からも注目される様になり、生産量が飛躍的に増加したそうですが、うちわ好景気の1887年(明治19年)に、岐阜提灯の製造を営んでいた勅使河原直次郎氏が考案したのが最初の水うちわだと言われている様です





通常の団扇も風情が有って良いなぁ~と思いますが、水を使って更に涼を楽しめる『水団扇』も粋で素敵だなと思います✨

繊細な様でシッカリしていて、華やかさと共に涼を楽しめる🎵
浴衣を着て水団扇で涼むなんて粋な事をするのもアリですかね😉