今日届いた茶席の和菓子をご紹介しますニコニコ

 

私の故郷から15分の場所にある太宰府天満宮近くにある

藤丸さんという和菓子の紹介です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「清香殿」

清香殿は京都大徳寺での
千利休四百年忌茶会に
大徳寺納豆を使用し創製された和菓子です。

 

箱に美しく二種並べられています。

 
 
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九州 太宰府天満宮は菅原道真ゆかりの神社として有名ですが

ここの和菓子も茶席の和菓子としては全国区。

 

 

 

お店に茶室もあり、お茶会も開かれているそうです。

様々な茶道の本に出てくる和菓子。

しかし、和菓子を学ぶまでは縁遠いお店なのかもしれません。

私も縁がなく、去年帰省し訪れた折はお休みでした。

改装中とのことでしばらくお休みされていたので

購入を断念しました。

 

そんな藤丸さんの和菓子の素敵な干菓子類をご紹介したいと思います。

取り寄せができるので気になる方、茶道を学び始めた方もぜひ照れ

 

藤丸さんの和菓子といえば 必ずこのお菓子が本に載っています。

「清香殿」 こちらは半生菓子となります。

 

 

 

 

 

 

 

梅にゆかりの名だそうで、調べて見ましたところ 

 

「梅は寒苦を経て、清香を放つ」 という言葉がありました。

この歌から来たものかは分かりませんが、

 

和菓子の名は 大徳寺瑞峯院の御住職の命名であるそうです。

大徳寺納豆も大徳寺直伝のものであるようで、

和菓子の重みを感じます。

 

一粒の大徳寺納豆が最後の余韻をひきます。

お菓子を手に持った時から伝わる 柔らかさとその繊細さは 

今まで感じたことのないものでした。

 

本の情報から 最近学んだ和のマシュマロと言われる鳳瑞のようなものだろうと感じていましたが

その寒天の量は圧倒的に少なく軽いのです。

卵の黄身臭さもまったくありませんでした。

 

今は7月ということでカボスのせせらぎも入っていましたが、こちらは卵白だけです。

 

 

 

 

 

 

 

白が爽やかで美しいですね。

卵白のかおりがふわっとして、微かなカボスの風味

ふんわりした中にほんの少しのシャリ感。

 

とても趣ある和菓子でした。

 

もう一箱 吹き寄せのように様々な干菓子類が

箱詰めされています。

 

一つ一つに名は書いていないものの 季節を感じることの

出来るお干菓子。

レンコンと昆布砂糖漬け。 摺り琥珀など。様々

 

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蓮根の歯応えもあります。

パイナップルが美味照れ

 

 

 

黒糖の 艶干し錦玉と朝顔の蕾のような可愛い和菓子

 

 

 

清香殿  

まさにその名の通り 厳しい時期を経てこそ美しく咲く時があるように

まだ学び始めたばかりの和菓子という世界で 今この時期に縁があったことを

うれしく思います。

 

母が訪れた日もお店はお休みだったようですが、お店の前から電話したところ

撮影会の日のようでお店にいらっしゃったようです。

お休みなのにお店をあけて配送を受け付けてくださったとのこと。

 

包装もとても気遣いされたもので、

開ける前から気持ちが伝わってきました。

 

干菓子類にしては賞味期限もとても短く 出来立ての味と素材を大切にしていることが

その日数からも感じとることができました。

 

今年はコロナの影響で 帰省することが出来ません。

故郷の香りは 本当にありがたいものです。

 

太宰府天満宮には 子供達も大好きな梅枝餅がありますニコニコ音譜

その他和菓子では 梅園さんの 「うその餅」 神事の際の鷽 が隠れている和菓子です。

青紫蘇風味。

 

こちらも人気の和菓子ですニコニコ

 

 

参考文献  「お茶を楽しむ 茶席の和菓子帖」

       著  千 和加子

       発行 株式会社世界文化社