地元路線播但線を走るキハの紹介でもしようかなと

まずキハ41とは…

1999年播但線寺前~姫路の電化の際、残る非電化の寺前~和田山間の単編成での運転可能な車両確保の為、山陰本線等で使用されていたキハ47 1000番台を先頭車改造されたグループ。

特長はサンパチ譲りの平面顔。妻面を活用しつつ顔を新製した。運転台機器等は廃車発生品(←定かではない)。1000番台の為トイレはなかったが単編成化で取り付けられた。増設運転台側の車掌席側は手動ワイパー。幕は手巻き式。増設運転台側の運転席は背もたれが大きく既設運転台側と比べ、座りやすそう。改造完成当初は未更新で戸袋窓もあった。車内はボックスシートと扉付近のロングシート。運賃箱は他のキハ47同様出っ張った位置にある。定員は119人。全車が豊岡(福トカ)に所属している。

運用区間は鳥取~豊岡(~)和田山~寺前
()内は定期回送

年に一度、宮津灯籠祭りで京都丹後鉄道宮津線(名称は宮豊線、宮舞線)に入線する。

・搭載機関:SA6D125H
・搭載変速:KTF3335A-1A(変2/直3)
・台車:DT22D/TR53C

っと大体これぐらいかな(←多すぎ)  

~各車両紹介~

キハ41 2001(キハ47 1010改造)
製造:新潟鐵工
新製配置:向日町(85年3月)
経歴:向日町→姫路→福知山→豊岡
改造:鷹取(98年4月)

・キハ41のトップナンバーでありながら種車は後述の2002の方が若い
・大型タイフォン装備車
・一時KE93ジャンパの取り付けエラーにより方向転換していた
・寺前増設運転台側車内車番プレートなし 
・何故か鷹取で改造
・故に車外スピーカー等の差異が見られた
・特殊ジャンパ線装備



キハ41 2002(キハ47 1009改造)
製造:新潟鐵工
新製配置:向日町(85年3月)
経歴:向日町→姫路→福知山→豊岡
改造:後藤(98年8月)

・前述の2001より若い
・キハ41最後のKE53ジャンパ装備車
・大型タイフォン装備車



キハ41 2003(キハ47 1024改造)
製造:新潟鐵工
新製配置:福知山(87年4月)
経歴:福知山→姫路→福知山→豊岡
改造:後藤(98年11月)

・元銀の馬車道ラッピング車
・小型タイフォン装備車
・車内車番プレートが特異
・窓ガラスの色が特殊
・KE91ジャンパ栓の窪みがない



キハ41 2004(キハ47 1039改造)
製造:富士重工
新製配置:西鳥取(87年2月)
経歴:西鳥取→浜田→亀山→姫路→福知山→豊岡
改造:後藤(99年1月)

・キハ41の中で一番奇妙な経歴をもつ車
・小型タイフォン装備車
・特殊ジャンパ線装備



キハ41 2005 (キハ47 1105改造)
製造:新潟鐵工
新製配置:福知山(87年4月)
経歴:福知山→豊岡
改造:後藤(99年3月)

・キハ41のラストナンバー
・シャッター式タイフォン装備車
・特殊ジャンパ線装備



キハ40の方は基本情報割愛で

キハ40 2007
製造:新潟鐵工
新製配置:岡山
経歴:岡山→津山→加古川→豊岡
改造:後藤(15年3月)

・観光列車『うみやまむすび』
・車内は木目調でキハ40系では初?となる転換クロスシート装備車
・クロスシートの反対側は窓側を向くように座席が設置されている
・ミニテーブル、テーブルが各座席に設置されている
・トイレは223系同様の洋式の真空式(車椅子対応)
・トイレの拡大、ディスプレイ設置で一部窓が埋められている
・車椅子スペースあり
・大量に並ぶつり革
・大型ディスプレイが2台
・扇風機撤去
・車内中央にオブジェ
・小型タイフォン装備車
・キハ40唯一のKE93ジャンパ栓未装備車
・丹鉄(KTR)のMF201、KTR707と併結し、営業運転した実績あり
・主に『城崎・天橋立ダイレクト号』『天空の城 竹田城跡号』等で使用される
・観光列車の運用がない時期は一般車と同じ扱いで運用される

うみやまむすびラッピング
竹田城跡号ラッピング


キハ40 2008
製造:新潟鐵工
新製配置:岡山 
経歴:岡山→津山→加古川→豊岡

・車内肘掛けが灰色
・小型タイフォン装備車
・特殊ジャンパ線装備



キハ40 2046
製造:富士重工
新製配置:広島
経歴:広島→岡山→豊岡

・小型タイフォン装備車
・ワンマンステッカー撤去
・可部線可部~三段峡間廃止により余剰となったヨンマル
・一時期三色団子と呼ばれた車両の一部




以上播但線で運用されるキハでした。

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