今回も夜の田んぼへ出勤しております。

タガメ狙いではありますが、それ以上に出会いたい水生昆虫がいるわけです。

 

「タイコウチ」

 

当ブログで度々登場するタガメと細長いミズカマキリを足して2で割るとタイコウチになります。

そういえば、タガメ、タガメばかりの頭になっていて

将棋で言うとこ「金」や「銀」の位置づけを担うであろう

「タイコウチ」と「ミズカマキリ」にまともに出会えておりませんでした。

 

ミズカマキリは少し頑張れば出会える。

タイコウチはかなり頑張って&運で出会える。

 

今回の狙いのタイコウチもタガメ同様個体数と生息場所を徐々に減らし

近年ではレアな昆虫、水生昆虫となってしまいました。

昔はめっちゃいました。

どこで出会えるかと云えば、

勿論田んぼか田んぼの周辺を探してあげるのが一番の近道と思います。

 

これは私の勝手な経験則っちゅう勘ですが、

基本的に親がいるにしても、子がいるにしても

限られたスペースにまとまっているはずです。

タイコウチのいる場所を掘り当て、1匹でも網に入ろうもんなら

その周辺1m以内の場所にはたくさんタイコウチが居ます。

 

0か100か。みたいな。

 

水生昆虫の幼虫は羽がなく、移動距離も限られているので、

生み落とされた場所から成虫になるまでにそない移動してないと思うんです( ´∀` )/

 

そのタイコウチのいる場所が分からんから一番困るんですけどね(笑)

これは、タガメに出会えた時にでも言おうか思って懐で温めといたんですけど、

あまりにも出会うのに苦戦しておりますので、もうここで言うときます。

 

「水生昆虫、いる場所には全部盛りでいます。」

 

日本産淡水魚であれば、ある程度の棲み分けがされており、

それぞれのフィールドごとに魚種の特徴が出てきます。

川の中でも上流、中流、下流、と別けるなら

上流からヤマメ・アマゴ。中流、タナゴ、フナ、オイカワ。

下流、ギギ、河口の魚。

のように、

いかに自然環境が良い場所でもたも網一振りで上記の魚種が一緒に捕れる事はかなり難しいと思います。

タナゴとフナは一緒に捕れる事があっても、そこにアユやヤマメが入ってくる事はまずないはずです。

 

でも水生昆虫は違います。

タガメがいる所、タイコウチも、ミズカマキリも、ゲンゴロウもいます。

自然環境の良い場所であればどんな水生昆虫もいる可能性がぐっと高まります。

タガメがいれば、タイコウチも近いだろうし、逆も然り。

だから、今回タイコウチに会えればタガメ探索の大筋ルートは外れてないな。と再確認できるはずです。

 

そんな思いで田んぼの脇にやってきました。

「タイコウチおってくれよー!」

 

田んぼの「江」です。(承水路)と呼ぶみたいです。

田んぼの横に掘ってある溝で、

田んぼを周回するよりも江を探すのが良いでしょう。

 

藁が堆積していい感じの場所に網をいれます。

 

 

 

おったあああ!!!

タイコウチの幼虫です。

 

 

タイコウチの幼虫

 

サソリのような胴体に加え、前脚は鎌になっています。

二の腕の力こぶの所に棘が返しのようについてます。

ミズカマキリにもある特徴ですね。呼吸管が長いのも似た所です。

 

 

 

 

タイコウチもカッコいいですね。

大人のタイコウチに出会えないものかと、周辺を探ってみましたが

結局、幼虫(2~3齢)のコたちばかりの出会いでありました。

 

腕が長いのがタイコウチ、短いのがコオイムシ。今日不在なのがタガメ。

 

総括、

「出会えたー。」

 

狙いの生き物に出会えるのは嬉しいことですね。

恐らく2,3回目の脱皮を経たコ達でしたが、

皆小さいながらに鎌を一生懸命広げておりました。

ついでといったら失礼ですが、

コオイムシもたくさん居てて、次はコオイムシか、ミズカマキリか、

とまたまた登場してくれる日も近そうです。

 

なにはともあれ、タイコウチに出会えて

お腹いっぱいな結果で田んぼを後にしました。

(みんな大きくなりやー)

 

しかし、

大きいタイコウチは次にお預けと云う形で出会えておりませんので、

立派に成長した姿はまたの機会にリベンジしに来たいと思います。

大きいタイコウチは黒くて、鎌も立派にかっけぇんす。

 

子どもがいるってことは・・・?

 

子熊いるとこ、母熊います理論で、

何度かこれば、今日会った子供たちの成長と共に

親御さんにも出会えるでしょう。

 

 

また次も楽しい出会いがある事を願って、

タガメ探索は続くのでした・・・。

ちっちゃい幼虫。

 

See you next Nittan...

ー終ー

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