ストーリー
舞台は近未来の地球。物理学博士の真田博士は、超エネルギー・ビムラーの開発に成功。
だが、ビムラーを狙う悪の秘密組織ドクーガにより殺されてしまう。
生前この事態を予想していた真田博士は、息子であるケン太の脳波とコンピューターが3年後に同調するようセットし、ビムラーの秘密をそこに隠しておいた。
親友のサバラスは、博士の残したスーパーロボット・ゴーショーグンに乗り込む3人のパイロット、北条真吾、レミー島田、キリー・ギャグレーを集めグッドサンダーチームを立ち上げ、ケン太とビムラーの秘密を狙うドクーガと戦いに臨む!
ギャグを交えた軽快なテンポの作風で首藤剛志の手によるキャラクターたちがおりなす軽妙な会話が特徴であったが、度重なる放送時間の変更の影響もあって視聴率は振るわず、僅か2クールで終了した。
しかし、主人公チームのみならず、敵幹部たちも人気を誇りました。
ドクーガ三幹部の1人で情報局長。
中世ヨーロッパを舞台に暗躍した名家メディチ家の末裔であり、彼の立案する作戦は常に一級品。
薔薇と酒をこよなく愛し、独自の美学に従い行動する。
その美学にそぐわないものは「美しくない」と敵味方の区別なく嫌悪する。
ただ、彼の言う「美しさ」とは単に外見のみではなく、その人物の生き方や、国の文化など高い精神性を求める事も多い。
古き良き日本の風情を好み、ドクーガ壊滅後は日本の片田舎に隠棲した。
ヤッターラ・ケルナグール司令官
ドクーガ三幹部の1人で戦闘司令を勤めている。 元プロボクシングの世界チャンピオンだが怒りっぽい性格で、八つ当たり用のロボット「ケルーナ」を傍に置いている。
実は三幹部唯一の既婚者であり、妻のヨーコは世界的な財閥の当主にして絶世の美女。
また単なる「悪の組織の幹部」ではなく、世界規模のチェーン店であるケルナグール・フライドチキン・チェーン、ケルドナルド・ハンバーガー・チェーンのオーナーを勤めており、こちらが本業で莫大な収入を得ているなど意外な一面を見せた。
自社CMでは自ら出演するのみならず、妻とも共演している。
スーグニ・カットナル将軍
ドクーガ三幹部の1人で、現場での前線指揮を担当している。
肩にカラスを乗せた眼光鋭い隻眼の男。
父親はアメリア国の大統領だったが、カットナルが子供の時に彼の目の前で暗殺され、自身もこのテロの巻き添えで片目を失う。
さらにテロ事件の後、母親も彼を捨てて他の男の元へと走った。
この事件がトラウマとなって情緒不安定な性格となり、精神安定剤が手放せなくなった。
ケルナグールとはたびたび対立していたが、いざという時には息の合ったコンビネーションを見せる。
本業は医師。
ドクーガでは製薬会社と観光業。
映画館やテーマパークなどの娯楽産業を経営していた。
ドクーガが崩壊した後にアメリア国の大統領に就任したり、常用していた自作の精神安定剤を「カットナライザー」という商品名で売り出して大ブレイクするなど、冴えない後日談ばかりの主役男性陣とは雲泥の差の大出世を遂げている。
本人が「母は美しい人でした……」と言う通り、母親はかなりの美人で、そっくりさんをCMに登場させたり、常に写真を持ち歩くほどに母親に畏敬と愛情の念を抱いている。