オオミズアオについて | 弘前大学 フィールドサイエンス研究会(F研)

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弘前大学公認サークル「フィールドサイエンス研究会」(F研)のブログです。 弘前大学を拠点に,海・川・山林で生物の観察や採集をしています。
毎週月曜日18:00~農生棟203で定例会を行っています。

こんにちは、佐藤(仁)です。

\テスト終わりましたー!/(←単位取れたかどうかは不明)


夏休みも虫捕り・標本整理・合宿などイベント盛りだくさんでございます!


前回の「クワコについて」に引き続き、好きな昆虫について書いていきます。

今回は(季節外れになってしまいましたが)オオミズアオActias aliena)についてです。



まずは全体像。 

他のヤママユガ科のガと違って、薄い緑~青色をした美麗種です。

また翅の形も特徴的で、後翅に尾がついています。




顔です。

丸くて黒い目がとってもかわいいですね!

赤い脚もなかなか。




体を横から見たところです。

ずんぐりしています。

そして翅にも毛が生えているんですね。




そしてこの腹部!!!

かなりモフモフです! おとなしい子に会えたら是非触ってみてください!

シルクの触り心地を体感できます!(※あくまで個人的な意見です。)




オオミズアオの大きさは(翅をひろげると)オスで8~11cm、メスだと9~12cmになります。

沖縄を除く日本全国に生息し、年に1~2回(春型・夏型)、5~8月に発生します。(ただし寒冷地では春型のみ・年1回発生)

幼虫はさまざまな種類の木の葉を食べて育ち、落ち葉の中で蛹になり越冬します。

成虫は口がないので何も食べません。


今年もライトトラップで6月13日に数頭見られました。

やっぱりかわいい。(暴れてたけど)




・・・さてさて、今年はあと何が見られるやら。




文責:佐藤(仁)