草間彌生は1929年、松本に生まれます。少女時代は、心の中から湧き上がる幻覚との闘いの日々でした。それらのイメージを小さな紙片に描き留めることが、草間芸術の原点のひとつと言えるでしょう。松本、東京での個展を経て1957年に単身渡米し、ニューヨークを拠点に約16年間活動します。心の内から湧きあがる何かは、いつしか水玉、網目という存在に凝縮されていきます。そして、平面作品、立体作品、パフォーマンスアート、空間芸術、映像作品など様々な形となり、拡がっていきました。1973年に帰国し、拠点を東京へと移した後も精力的に制作を続けます。草間は常に自らの作品が築き上げた評価を、新作によって軽く飛び越えてきました。ただし、それは立ち止まることを許されない創作活動でもあります。そして、今なお、その速度を落とすことなく、「前衛」であり続けています。

 

 

草間彌生《大いなる巨大な南瓜》2017年 ©YAYOI KUSAMA

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

美術館の出口の側にあるのは、草間彌生さんのドット柄コーラの自販機

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

美術館入口にあるのは、「幻の華」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

松本駅から名古屋に向かって「特急しなの」で帰ります。

 

 

 

 

 

 

 

 

本日もご覧いただきありがとうございました。

次回もお楽しみください。