熊本民謡「おてもやん」と言えば

私の世代では「赤坂小梅」さんの専売特許と思っていたら

ふとした機会に島津亜矢さんの「おてもやん」に接して

その歌唱力に仰天しました

チョット、レベルが違いますね

まず映像をどうぞ

 

 

歌詞の意味を掲げておきます

 

おてもやん あんたこの頃嫁入りしたではないかいな
(おてもさん、あなた最近結婚したんじゃないの?)
嫁入りしたこたしたばってん
(結婚したことはしたけれど)
ご亭どんがぐしゃっぺだるけん、まあだ杯ゃせんだった
(旦那がブ男なので(天然痘のあとが残っているので)、まだ三々九度の杯はしてないの)
村役(むらやく)鳶役(とびやく)肝入り(きもいり)どん
(村の役付きさんや火消しの頭や仲人さん)
あん人たちのおらすけんで あとはどうなっときゃあなろたい
(いろんな世話役がいらっしゃるので、あとはうまくとりなしてくれるでしょ)
川端町つぁんきゃあめぐろたい
(それより、川端町の方に回って歩きましょう♪)
春日ほうぶらどんたちゃ 尻ひっぴゃーで 花ざかり花ざかり
(春日のかぼちゃのような男たちが裾を引っ張ったりして、私は人生の花盛りなの♪)
ピーチクパーチクひばりの子 玄白なすびのいがいがどん
(ひばりのように浮かれっぱなしの男や、野暮ったいイガグリ男たちは私の趣味ではないからね!)

 

 

元祖「赤坂小梅ねえさん」の歌です

 

 

目立ちたがり屋の坂本冬美が

二葉百合子の後継者は自分だと宣伝していますが

歌唱力から言ったら島津亜矢が絶対ですね

 

二葉百合子(86歳の時)

「岸壁の母」