緑陰と片蔭 | 柊 美来の日々粲粲(さんさん)俳句から学ぶ人生のヒント                  

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粲粲とは、あざやかに美しいさまのこと

季語を知れば生活が楽しくなる
生きていることが嬉しくなる

そんな日々を綴ります

夏至を過ぎていよいよ本格化な暑さがやってきます。

暑いとき日蔭を選んで歩いたり休んだりしませんか?でも日蔭は季語ではありません。

日蔭に代わる季語。それが、
緑蔭(りょくいん)と片蔭(かたかげ)です。

緑蔭は字のごとく緑の蔭のこと。
青葉の下を歩いて暑さをしのぎます。


三島市源平川の緑蔭



神楽坂の片蔭

それに対して片蔭とは、建物の蔭のこと。
緑蔭のない街中でも涼しさを追及した繊細な季語なのではないでしょうか。

三島市の源平川は街中にあっても素敵な緑蔭がありますけど(なんとも羨ましい!)
お気に入りの緑蔭を探してお弁当食べたり、雨宿りしたり、涼んだり…。
様々な場面で緑蔭を楽しんでみませんか?

緑蔭にて足るや少しの雨ならば
まつ美

季語を知れば毎日が違う景色になる

友人が電信柱の片蔭で休んだという俳句を作っていました。
彼女は電柱で足りるようですよ( ´艸`)

では、また。