ここ最近、香港では火事の頻度が上がっています。
24時間以内に大きな火事が2件起きています。
昨日(6日)午前5時13分に、九龍の油麻地地区に於いて
大量の煙と共に火災が発生、これにより1名男子死亡,11人負傷
本日(7日)午前3時53分、観光地としてもお馴染みの
黄大山近くの横頭磡で火災発生。
その建物内の約100人の住民が安全な場所に避難。
一匹の飼い猫も保護されました。
この火災により1人が死亡、1人が負傷しました。
(猫ちゃん、ヨカッたね〜)
香港は高層ビル住宅が殆どで、しかも
それも最近建てられているマンションは70階以上というのも
少なくありませんので、一度、火事になった場合 消火が困難で
大惨事になる事が有ります。
私が香港にいる間に起こった最大の火事は
1996年11月20日、そろそろクリスマスのイルミネーションが
チラチラ飾り付けられる頃ですね。
ネイザンロードと佐敦道の交差地点に面していた
嘉利大廈ビルで後に香港五級大火、となった火災が発生
密集する高層雑居ビル。
難航する救命活動。
気圧の変化を避ける為に近寄れないヘリコプター
救助を待ちきれず、ビルから飛び降りる人々…
密封状態になった部屋の窓をあけた瞬間に
気圧の変化により炎が爆発しバックドラフトが発生と
大惨事になったのでした
死者41名と負傷者80名を出しましして
香港史上戦後最悪の大火災となったのでした。
(当時のテレビからですので映りがよく有りません。ご了承の程。)
この大惨事の後に
香港では消防法など防災に関する法律が
多く改定されたことは言うまでも有りません。
死者数の多さで言うと
1918年2月26日、香港島はハッピーバレー競馬場で
少なくとも590人(ウィキペディアの記録では600人)の命を
奪った火災が発生しました。
原因は軟弱な観客様スタンドが倒壊し、屋台が倒れて
竹のマットに火が燃え移った事が原因でした。
火災の強さが物語る様に、死体のほとんどは認識出来ませんでした。
死者全員は、競馬場近くの現在は香港スタジアムの裏手に
埋葬され 「馬場先難友記念館」と呼ばれる中国式の記念碑が
建てられています。
日本でも火事が多く発生する季節
気を付けましょうね〜〜