円空仏に会いに行ってきました! | 【うずめカフェ】ikukoのブログ。身口意そろえて味わう人生を。

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円空さまは、江戸時代の僧侶であり

仏師であった方です。

私は大ファンなので、こちらの

企画に飛びつき、行ってきました!


円空展



撮影可能なところもあったので

嬉しくてたくさんお仏体を撮らせて

いただきました!


護法善神像に挟まれて嬉しがるミーハーです↓


円空さまについては、

もう10年近く前の記事になりますが、

こちらで書いています。↓


ご修行の道ゆえに培われた

仏師としての在り方がとても尊敬します。

円空仏の微笑み



この荒々しさと優しさ。


要らないものを限りなくおとして

木の中にある仏を見い出し


ごくごくシンプルかつ必要な

ギリギリのところをどうしてこんなに

彫り出すことができるのか。


円空仏と対峙すると

人の心に必要なものと

不要なものについて

改めて感じ直していくような

内観が自然と起こってきます。


小さくても自分流で

作仏をさせていただいている者として

とても響いてくるものがありました。


こちらは宇賀神さまです。


円空さまのすごいところは、

木端仏(こっぱぶつ)といって、

他の人たちがもう使えないと

捨てるような端くれの木片でも

そこに仏を見い出し


木そのものの自然にできた

隆起や年輪や模様や亀裂を生かして

仏にしてしまうところ。



そのクリエイティビティが

するどく光っていて、色褪せず、

ダイレクトにわたしたちの

いのちそのものに触れてくる感覚です。



病の人には、作仏した33体観音様を

自由に貸し出していたという話。


修行中に寝る宿を借りた村民の家には

小さくても仏を掘っていったとか。



円空仏の中では数多い印象が残る

善女龍王像や護法善神像、観音像は

雨を願う村人の暮らしに寄り添うものであり

病気の子どもの快癒を願う親の想いの救いであり



出会う人、出会う人たちの

「生きる暮らし」を

ど真ん中に置いた作仏への志が伝わります。



他にもいっぱいあるんですが

ぜひ、ご自身で会いに行って

感じてみてください。


滋賀の三井寺や岐阜の千光寺でも

会えますが、こんなに集めてくれている

企画はなかなかないので。


あべのハルカス美術館の企画

おすすめです💓




仏像は、

言葉の学びが行き渡っていなかった時代に

手を合わせて"観る"人にも、かならず

その仏の悟りの功徳が伝わるようにと

仏師によって彫り出されたカタチの愛です。



その仏さんの名前やお役割を知らずとも

文字や言葉がわからなくても


幼い子どもから老いた人々まで皆んなが

手を合わせて、仏を観じることが

できるように、と修行重ねてこられた

その心も一緒に伝わるからこそ


素晴らしい仏像というのは

いくつ時代を超えても、

エネルギーが鮮やかなのですね!




円空仏に触れたこの新鮮な心で

また、わたしも自分なりの作仏業である

うずめカフェのお地蔵さまを

作り続けていきます✨



うずめカフェ 松本育子