狼王ロボ | 「カッコいい身体は人生勝ち組」パーソナルトレーナー ボデイビル競技歴37年 内藤 格 ないとういたる のブログ

「カッコいい身体は人生勝ち組」パーソナルトレーナー ボデイビル競技歴37年 内藤 格 ないとういたる のブログ

ボディビル競技歴35年
「神の身体を手に入れた男」
パーソナルトレーナー
内藤 格(ないとう いたる)
仕事
●パーソナルトレーナー
ゴールドジムイースト東京、出張、メールでの通信指導
●トレーニング関連用品販売
内藤商店 http://naitou-shouten.com/

皆さんはシートン動物記の「狼王ロボ」を読んだ事はありますか?
この話が好きで今でもたまに読みます。
 
1800年代末、動物学者のシートンの元にニューメキシコの牧場主から
 
「狼の群れに牛や羊などの家畜を殺され大損害を被っている。何とか助けてもらえないか。」
 
という手紙が届きました。
 
農場の家畜を襲い、食べていたのはわずか6頭ほどの狼の群れで、リーダーのロボは肩までの高さがなんと90cm、体重70kgと狼としては桁外れに大きな体格で、円陣を組んで角をこちらに向け威嚇している自分よりはるかに大きな牛の大群に単身で飛びかかり、牛を引きずり倒し狩る怪力を持ち、頭脳明晰でどんな巧妙に隠され仕掛けられた数百もの罠や毒餌にもかかりませんでした。
 
ニューメキシコにあるシートン博物館に展示されているロボの毛皮
ロボがいかに巨大な狼だったかがわかります。
ロボは人間が数百メートル間隔に置いた毒餌を全て咥えてかき集めてその上で排便をしたり、道楽のために食べもしない数百頭の羊を惨殺したりするなど、人間を嘲笑するような行動を繰り返しました。
 
シートンはロボが率いる群れを観察しているうちにリーダーのロボが群れの中の4頭には厳格な態度を取っているのに、一頭の狼にだけは寛容な態度を取っている事に気が付きました。
 
ロボが寛容な態度を取っていたのはブランカと呼ばれるロボの奥さんでした。
 
シートンはターゲットをロボからブランカに変えました。
 
ロボはブランカだけには自分より前を歩くことを許していました。ブランカはロボならすぐに察知するような牛の死骸の近くに設置された罠にかかってしまいました。罠は胴と切り離された30kg近くある牛の頭に括りつけられていてブランカはそれを引きずって逃げましたが、岩場まで逃げたところで牛の頭が岩に引っかかり身動きできなくなったところをシートンに追い付かれ、縄を首にかけられ両方から馬に縄を引っ張られて殺されました。

シートンはブランカの遺体を馬で引きずって帰りました。地面に付いたブランカの匂い、血の匂いを嗅いだロボはブランカの死を悟りました。
 
ブランカを殺された悲しみと怒りで冷静さを失ったロボは罠にかかり、シートンに捕えられました。
 
優秀で忠実だったはずのロボの部下達は一匹としてロボを助けに来ませんでした。
 
前後両方全ての脚を罠に捕えられ万策尽きて観念したかのようなロボ
道楽の為に数百頭の羊を惨殺した大悪党も年貢の納め時です
捕えられたロボは最後までプライドを捨てず、シートンが与えた餌や水には目もくれず、餓死する事を選びました。
 
 
 
という話なのですが、この話は以下の教訓を僕に教えました。
 
いつもそれを肝に銘じています。
 
 
 
1.能力が低い者(向上心、野心が無い人、努力できない人、言い訳が多い人)と関わるな、つるむな。
 
必ずいつかそいつが自分の足を引っ張り、そいつと同じような向上心のない人間になり下がるだろう。
 
わかりやすく言うと
 
「ダメな(向上心、野心のない)奴と関わるな。必ず自分もダメになる。」
 
という事です。
 
そいつらはあなたを自分のために利用しようとしているだけだ。
 
そいつらはあなたが困った時に絶対に助けてくれないだろう。
 
子供でも勉強ができる子供は勉強ができる子供同士、仕事ができる人は仕事ができる人同士、自分磨きに熱心な人は自分磨きに熱心な人同士、駄目な人は駄目な人同士引かれあいます。
 
向上心のある人は近くにいるだけでやる気が上がり、自分のレベルを上げてくれそうな人や仲間に引き付けられるようです。
 
僕も昨年度世界選手権で優勝し、現在全日本選手権で連覇を続けている鈴木 雅さんが近くにいるだけで(一緒のジムでトレーニングしているのでよく会い、お話します)ものすごくやる気が上がります。
 
鈴木さんは12年前、彼がデビューする前からお互い知っていて、その時から弟のように思って応援しています。
デビューした時から「この人は努力も身体も本当に非凡なものを持っているから、絶対にいつか世界選手権で優勝するだろう」と思ったらやはり12年後に(去年)世界選手権で優勝しました。日本人として本当に誇らしい事です。
 
今でも会うと10年前と変わりなく、向こうから笑顔で話しかけてくれます。
一回り以上年下とはいえ、自分にとっては神のような存在と心から尊敬している人間がこちらに向かってわざわざにっこり挨拶してきて話しかけてくれるのです。エネルギーがものすごく上がります。本当に嬉しいし、ありがたいです。
チャンピオンの中のチャンピオンはいつでも身体も人格も尊敬すべき素晴らしい人だと思います。
 
 
 
2.プライドがあるなら命尽きるまで絶対に嫌いな奴の情けは受け入れるな。
 
武士のように自分のプライドを貫き、いつ人生を終了させるかは自分でコントロールせよ。
 
僕は人生が終了する事に対して何の恐怖も抱いていません。
それがあと数年先か数十年先かわかりませんが、自分の人生(僕の場合は僕の作品(身体)を完成させる事)に納得して満足して、これ以上何かをしたい、得たいという向上心が無くなった時に迷うことなく人生をクローズさせたいと思っています。
 
自分の人生に満足、納得したら、人生はそれで終わりでいいです。
何故なら向上心がなければ周りの人に迷惑をかけます。
人として生きている意味や価値がないからです。
 
 
 
トレーニングを始めた時「少しでも体を休めてトレーニングに集中したい」と思ったので、それまでの遊び仲間と遊ばなくなりました。
 
 
 
大学に入学し「体育会ボディビル部」に入部したものの「合同練習は昼の30分だけ!(笑)」という甘い勧誘文句につられて入部してきたサークルのノリのチャラ男達のやる気、士気、向上心のなさに心底幻滅し
 
「このやる気、向上心のない馬鹿共の中で孤軍奮闘していても、絶対にいつかやる気がダウンしてそのうち彼らと同化してしまうだろう。ここにいても自分は絶対に良くならないだろう。」
 
と思ったので、自宅の近所のジムに入会し、学生の試合に出場するためにクラブは辞めずに毎日僅か30分の合同練習は参加しつつ、毎日2時間ジムでトレーニングを行いました。
 
他のクラブの部員が「内藤の身体はすごいな!」と言うと、チャラ男達は「あいつはジムに行っているからすごい身体になったんだ。俺達は大学のクラブだけでトレーニングしているから内藤のようにはなれない。」というような事を言っていたのを耳にしてしまいました。
 
「お前らはジムに行くとかそういう以前に真面目にトレーニングしていないから身体が造れないんじゃないの?」と思いました。
 
ほんとにこいつら努力を継続する事の尊さがわからない屑レベルの人間だな・・・
 
向上心のかけらもない低レベルな発想に呆れてものが言えませんでした。
 
駄目な奴の発想ってそうなのかと。
 
1988年、4年生の時に全日本学生選手権で準優勝、脚の部門賞を獲得しました。
その大会で優勝したのは過去に世界大会3位に入賞し、現在も全日本主権で活躍している須江選手(画像上段右)でした。
下の画像は去年8月にボディビルの試合会場で撮ったものです。
後列の人たちも学生時代の先輩と後輩です。
みんな50歳前後ですが、まだまだ現役で頑張っています。
今でも試合の会場で会うと「お互いまだまだ現役で頑張ろう!」と話をします。
大学を卒業して8年間、会社勤め(プログラマーと営業の仕事)をしましたが、どうにも
 
右へ倣え
寄らば大樹の陰
長いものには巻かれろ
どんな理不尽な事でも上司の命令には意見を言う事無く従え
 
 
「自分より目立つ極端にある能力に秀でた者、周りに同調せず自己主張する者、個性を磨こうとする者を異端児扱いするくだらない日本の風習」
 
が理解できず、馴染めず、「やりたいことを思いっきりやりたい(個性を磨き伸ばしたい)のであれば、給料や身の保証(保険)など安定にすがるために会社なんかにいて理解出来ない習わしや風習に我慢して耐えてストレスを溜めている場合ではない」と思い、会社を辞めて自分で仕事を始めました。
 
 
 
何かを極めようと思ったら、やる気を掻き立てるような環境に身を置くこと、自分がやりたいことを誰にも邪魔されずに集中して行える環境を作る事はとても大事な事だと思っています。
 
例え自分が頑張っていても、周りの人が頑張っていなかったら、いつか絶対にそれに流されて吸収されて同化してしまうでしょう。
 
ジムでもやる気のない人がいる空気、雰囲気がたまらなく嫌です。
 
やる気が削がれます。
 
だから今トレーニングしている環境でも著しくやる気が削がれると感じたら、思い切って通うジムを変えることもあります。
 
毎日嫌々悪い環境に通って、行く度にやる気を削がれているようでは、何もプラスにならないし、何も向上しないでしょう。
 
左 1988年 22歳 64kg
右 2010年 44歳 77kg
何事も極めていけばいくほど自分のレベルが上がり、周りから突出した存在となり、同等レベルの仲間、友達、何か言ってくれる人もいなくなります。
 
今は誰にも頼らない一匹狼です。
 
トレーニングは過去に「弟子にしてください」とお願いされたりして(わかりやすく言うと「一緒にトレーニングするからただでいろいろ教えてください」というこちらの都合も全く考えない図々しいお願いです)パートナーがいた時もありましたが、自分の方がレベルが高く、無償でパートナーにトレーニングのフォームを教えて無駄な労力を費やす「無駄な仕事」はたくさん増えても、パートナーから得るものが皆無に等しかったりなど全くメリットがないので、今はパートナーを作らずに一人でトレーニングを行っています。
 
僕は自分の面倒を見る事で精一杯で、パートナーの面倒や世話までできません。
 
自分でトレーニングや食事のプログラムを考え、一人でトレーニングして自分だけで自分を極限まで追い込みます。
 
試合への調整も毎日鏡を見て自分の目でコンディションの良し悪しを判断して、どういうトレーニングプログラムを行うか1日に数十セット行う所をセット毎にどういう感じで行うか考えて、何をどれだけ食べていくか自分で考えて調整を進めていきます。
 
僕に「ああしろ」「こうしろ」と指示を出したり、ケツを叩くコーチやトレーナーはいません。
 
僕のコーチやトレーナーは「僕の中にいるもう一人の自分」です。
 
パートナーがいなくても、やり方次第でいくらでもセット毎にグッタリなるまで追い込むことができます。
 
グッタリなって、2分か3分にセットしたタイマーがピピッと鳴ったらまた
 
「自分に勝ちたかったらやるんだよ!」
 
と心の中で自分に怒鳴りつけてグッタリなるまでウェイトを持ち上げ続けます。
 
毎日毎日、何年も何年も
 
(これを読んでいるあなたが僕みたいになりたいなら、そこまでやりなさい)
 
以前は多くの人がトレーニングを頑張っている時間帯にジムに行き、そのみんなが頑張っている熱気を感じながらやる気を持ち上げてトレーニングしていましたが、今は人が少ない時間帯に行きトレーニングしています。
 
人が少なければ少ないほど静かで自分の事に集中できるからです。
 
重たいウェイトを持ち上げる時も絶対に苦し紛れに叫び声を上げたりしません。
 
●ボディビル関連競技の選手はトレーナーやパートナーがいなければ追い込めないようでは半人前
 
●一人でトレーニングして、自分一人で自分を極限まで追い込むことができて一人前
 
だと思います。
 
アスリートとして一流になる為にそして何年、何十年も一流レベルで競技を続けるために最終的に頼りになるのは何十年たっても変わらない、揺るぎない強い信念、忍耐力、精神力、継続力だけだと思います。
 
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●通信指導
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1週間 4,000円
1か月 15,000円
 
●出張指導
(東京近郊 交通費はご負担ください)
60分 12,000円
90分 14,000円
120分 16,000円
 
 
 
 ■ボディビルの主な競技戦績

●1983 (17歳) トレーニング開始
●1988 全日本学生選手権 2位 脚の部門賞獲得
●1989 (23歳) JBBF 東京クラス別ボディビル選手権大会 -65kg級 優勝
●1990 JBBF 世界アジア選抜(現在の日本クラス別)選手権大会 -65kg級 2位
●1990 IFBB アジアボディビル選手権大会 -65kg級 6位
●1992 (26歳) JBBF ジャパンオープン ボディビル選手権大会(無差別全国大会)4位 
●2001 - 2015 CBBF セントラルジャパン・ボディビルディング・チャンピオンシップ 
(米軍横田・横須賀基地 全国大会) 
-80kg級 優勝 x 5回、2位 x 1回、3位 x 2回
オーバーオール 優勝 x 2回
●2003 (37歳) NPC トーナメント・オブ・チャンピオン -80kg級 優勝 
●2011 NPC Mr.ロサンゼルス -75kg級 2位
●2004 - 2016 (50歳) NPC Mr.ロサンゼルス -80kg級
2位 x 1回、3位 x 2回、4位 x 2回