ジライヤ ・サーガ vol.61 忍風カムイ外伝 | 磁雷矢の自由への闘争!ルチャ・リブレ 《メキシカン・アーティスティック・レスリング》
エバノ・ルイスの門下生 エル・フィナルから試合の話が来た。

「シン、オアハカ(バスで6~8時間ほど)で試合をやる気はないか?」

「もちろん!試合が出来るならどこへでもいくよ!」シンは即答した。


「わかった。プロモーターに話をつけてやるからリングネームをくれ。」

シンは白土三平が描く忍者漫画が好きだったので『KAMUI カムイ』と書いてフィナルに渡した。
《SHINOBI》じゃねぇのかよ!という声が聞こえてきそうだが、そのリングネームはすでにシンの頭から消えていた。

白土三平は 「ワタリ」 「サスケ」 「カムイ外伝」など多くの忍者もの漫画を世に輩出した漫画家なのである。

彼の作品は映画やアニメにもなって人気を博しているのだ。

「カムイ?どういう意味だ?」 フィナル。

「日本の忍者漫画の主人公の名前さ。」シン。

「そうか、わかった。プロモーターに伝えておいてやるよ。」

だが、この名前が後に仇となることをシンは知る由もない。

ひとり〜ひとり〜 カムイ〜♬