Bluetoothのプロファイル「A2DP」「AVRCP」とは・・・ | 高3男子の一日

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今回は最近スマートフォンが増えてきてBluetoothで音楽を聞く人が多くなってきたということでプロファイルの話をしたいと思います


特に音楽やヘッドセット用途に使う人には必ず必要になるプロファイルなので覚えておくといいでしょう!!


まずBluetoothというのは近距離無線通信用の規格となっています


現在はBluetooth4.0まで存在しており徐々に4.0が普及し始めています


ただしまだBluetooth2.1orBluetooth3.0が多いのが現状です


Bluetooth3.0までは下位互換があり「シングルモード」で利用できました


しかしBluetooth4.0では下位互換が無いため4.0と3.0もしくは2.1に対応した「デュアルモード」が採用されています


そして今回紹介する「A2DP」や「AVRCP」というのはプロファイルと呼ばれています


まあ約束事みたいな感じですね


双方がこのプロファイルに対応していてやっとその機能が使用可能になります


この「A2DP」や「AVRCP」は主に音楽を聞いたりするときに必要になってきます


ヘッドセットとして利用するには「HFP」と呼ばれるものに対応している必要があります


まず「A2DP」から紹介しましょう


A2DPというのは Advanced Audio Distribution Profileの略です


こちらのプロファイルはモノラルやステレオの音声データを高品質にストリーミング配信するためのProfileとなっています


しかしサラウンドには非対応です


このProfileに対応することによって初めて音楽などの音声をBluetoothで転送することが可能になります


そしてこのA2DPの中にも対応するフォーマットというものがあります


またコーデックとも呼ばれています


このコーデックというのはエンコード(符号化)とデコード(復号化)の両方ができる装置のことを言います


これによって音声を圧縮したりしてBluetoothで送れるようになっています


このフォーマットというのによって音質や遅延なども変わってきます


A2DPに対応している機器が絶対に対応しているのが「SBC」というフォーマットです


こちらはA2DPを搭載している機種は必ず対応していないと行けません


このSBCというのを通してMP3をBluetoothで送れる規格に変換してBluetoothヘッドセットなどに音声を送っています


ただしコチラは音質も悪く遅延もわからないはんいですが 存在します


そのため新しく考えだされたのが「apt-x」と呼ばれるコーデックです


こちらはSBCと違って「高音質で低遅延」という点があります


またエラー回復機能なるものも搭載され環境によって音切れが発生する時がありましたがこれによりほとんど無くなることがわかっています


出来ればこちらの規格に対応している製品を買いましょう


ここで問題が1つ


このapt-xに対応している機器はヘッドセットやイヤホンなどは対応しているかが書かれていますが端末側はほとんどそのような情報が乗っていません


今のところわかっている端末は


docomo スマートフォン AQUOS Phone SH-01D


au  Motorola RAZR IS12M


の2機種さらにクリエイティブのタブレットである 「Ziio」と呼ばれるものも対応しています


また同じクリエイティブ社が作っているデジタルオーディオプレーヤー「ZEN X-fi 3」もapt-xに対応しています


さら2011年7月以降に発売されたMac BookAirやMacMiniはこのapt-xに対応していることがわかっています


もしBluetoothで高音質を求めるならapt-xに対応しているものを選びましょう!!


そしてもう一つの規格である「AVRCP」を紹介しましょう


このAVRCPは Audio/Video Remote Control Profile と呼ばれるものです


名前のとおりこの規格に対応している機種はヘッドセットなどからのリモコン操作に対応します


これにより曲を送ったり着信に出たりすることが可能になります


ここで特殊な場合を紹介しましょう


少し前から人気のあったSony Ericsson(現ソニーモバイル)の「NW600」


や最近発売されたアンプ内蔵のBluetoothレシーバー


オーディオテクニカ製の「AT-PHA05BT」


などの曲名表示に対応している機種がありますよね


この曲名表示はこの「AVRCP」Profileを使用して曲名の情報を送って表示させています


ただし全てのAVRCP対応製品で使用できるわけではありません


この曲名表示はAVRCPの中でも「AVRCP 1.3」という規格から対応しています


残念ながらコチラはどのバージョンが採用されているかというのは一切書かれていません


ただ見分ける方法はあります


Bluetoothのバージョンを見て下さい


Bluetoothバージョンが3.0以上の場合は殆どが対応していると思われます


Bluetoothのバージョンが2.x系だったらおそらく対応していないと考えてもいいと思います(例外もあるかもしれません)


この2つの機種を買うときは注意してくださいね


またNW600に関して言うと輸入品だと日本語の曲名が表示されないとか??(真偽不明)


やはり買うのは日本製にすることをおすすめします



さて少し話し変わって


どうやらau向けのHTC製端末が技適を通過したらしいです


しかも今度はWiMAX対応ではなくLTE対応となっているそうです!!


ただしWiMAXには対応しないらしい


これでHTCがLTEに対応した端末を作っていることがわかりました


さらに京セラや富士通も作っているということがわかっているので今年の夏過ぎの9月ぐらいに発表されるのではないでしょうか??


発表会を楽しみにしましょう!!


今日はこれぐらいで


それでは!!