最近は日夜スーパー戦隊シリーズの履修に勤しんでいるポッキーです🔥
某「伝説的ライダーゲー」に関しての記事を書く事はしばらく無いと思うのでその辺はご了承頂ければと...
ジジジジジ...ピカーン!!
鳥人戦隊!
ジェットマン!
という訳で今日は1991年の名作、今なお強烈なインパクトを戦隊ファンに残し続けている鳥人戦隊ジェットマンについて語ろうと思います
〜あらすじ〜
主人公の天堂竜とその恋人、藍リエはスカイフォース(俗に言う地球防衛軍の隊員)として地球の平和を守っていた。
彼らの活躍を見たスカイフォース幹部の小田切長官は2人をスカウト、J-PROJECT(ジェットマン)の資格者とする。
ジェットマンになる為にはスカイシップと呼ばれる宇宙船でバードニックウェーブを浴びる必要があり、天堂竜はJ-PROJECT第1号として完成。しかしそこに突如裏次元から侵攻してきた「バイラム」がスカイシップを攻撃、リエは行方不明となり竜と小田切長官は命からがら脱出に成功するも残り4人分のバードニックウェーブは民間人を直撃することに...
キャラ紹介
レッドホーク/天堂竜
・地球の平和を守る戦士であることに誇りを持つ軍人気質な男。1話の序盤で恋人と引き裂かれる
・4人のジェットマンを探し出すがブラックコンドル/結城凱とは何度も衝突することに
ホワイトスワン/鹿鳴館香
・鹿鳴館財閥という大金持ちのお嬢様。竜のスカウトを受けあっさりと承諾する。機械が苦手
・竜に惚れる
イエローオウル/大石雷太
・農家をしており、当初は戦いが嫌いでジェットマンになる事を断っていた
・途中から香に惚れることに
ブルースワロー/早坂アコ
・メンバー唯一の高校生戦士。ちゃっかりとした性格で歳上にも臆せずものを言うタイプ
・可愛い
ブラックコンドル/結城凱
・気安く触るんじゃねぇ...俺は納豆と男が大嫌いなんだよ!
・気に入らねぇなぁ!命令ばっかりしやがって
・勘違いするな。俺は降りかかる火の粉を払っただけだ。お前たちと組む組む気はねぇ
・惚れるんなら俺に惚れろ!似合いだぜ...俺たちなら(香に対して)
敵組織:次元戦団バイラム
・地球とは別の裏次元で侵略を繰り広げてきた戦闘集団。何気にスーパー戦隊シリーズで最初の別次元系の組織らしい。
・次元虫と呼ばれる生き物や無機物と同化して怪人化させる虫を操り地球侵略を狙う。各幹部の仲は悪く、ジェットマンを倒した者が首領になるというルールに沿ってゲーム感覚で攻撃を仕掛けてくる
姿こそ子供だがサイコキネシスを操る超能力タイプ。中盤で大人になる
脚本は平成ライダーでお馴染みの大先生
今作の魅力
・敵味方入り乱れて繰り広げられた愛憎劇
・脚本に井上敏樹、パイロット監督に鬼才雨宮慶太というスーパー戦隊シリーズの長い歴史でも屈指の癖の強さ
・5人の心がバラバラのまま話が進んでいくがそこから絆を育むストーリー構成は後の平成ライダーシリーズに通ずるものがある。特に真面目な主人公の天堂竜と破天荒な性格の結城凱の泥臭い男の友情は必見!
今作は戦隊名物な名乗りの回数が少ないのも特徴で個人名乗りを含めたフルバージョンは3か4回?程だったかと←数えとけや
レッドホーク!
ブラックコンドル!
イエローオウル!
ホワイトスワン!
ブルースワロー!
鳥人戦隊!
ジェットマン!
個人的には32話のようやく5人の気持ちが揃っての披露(なんと32話にして2回目!)となった名乗りが1番グッときました
ここからはジェットマンの名エピソードを個人的な主観で3つに絞ってご紹介します
僕のジェットマン最推しはブラックコンドル/結城凱なんですが彼の主役回と言えば第20話「結婚掃除機」でしょう
人の愛を吸い取るソウジキジゲンに対し放った一言
力ずくで愛を奪おうなんざ、モテねぇ野郎のする事だぜ!
そのまま歩きながらの変身!何だこのかっこいい男は
一進一退の攻防の末必殺技は
コンドルフィニッシュ!
この回は作詞に井上大先生、歌に結城凱役の若松俊秀さんの挿入歌「炎のコンドル」が劇中で唯一使われた回なんですがとにかくこの曲をバックに変身して戦うブラックコンドルがかっこいいんですよね...
続いては第32話「翼よ!再び」から
バイラムの敵幹部、マリアが1話で離れ離れになったリエだと知った竜は戦意を喪失し幻覚を見るまでのショックを受けることに
そんな中ジェットマンを脱退していた凱を雷太とアコが説得に向かいます
凱「竜のやつに言っとけ、公私を混同するなってな...あいつが普段から言ってるセリフだ」
雷太「そうなんだよ...いつも偉そうなこと言ってる割には、てんで情けないんだ」
胸ぐらを掴まれる雷太、変身アイテムのクロスチェンジャーを受け取った凱は竜の元へ
雷太「が、凱...」
凱「竜の悪口を言うんじゃねぇ...いいか、世界中で奴を...竜を貶していいのは俺だけだ!!」
公園で幻覚のリエと共にブランコに興じる竜、凱と香に現実を突きつけられると一変して恐怖に支配される演技は内面的な恐怖を煽るようでとても良いです
竜!!このー!!
くぅ...この野郎が!!
好きにしろ...だが俺は待ってる...
俺たちは待ってるぞ!!
そう!!これがジェットマンなんです!!
よくジェットマンと言うと昼ドラ並みの恋愛劇という面がとてもフィーチャーされがちなんですが、バラバラのメンバーが熱く集結する様がジェットマンの真骨頂なんです
最後の名エピソードは最終回...ではなくその1話前、第50話「それぞれの死闘」を選ばせてもらいました
幾度となく戦ってきたバイラムの敵幹部、グレイとの決闘に挑む結城凱
自分の武器のブリンガーソードを奪われ窮地に陥るものの、彼もまたグレイの武器を使い逆転勝利を収めます
実は戦隊シリーズ初のマスク割れはブラックコンドルだったとか。全く変身しない回も構想されていたようですがスポンサーの意向でそちらはボツに。誰も変身しない回は2年後の「五星戦隊ダイレンジャー」で実現することになります
敗北を認め、最後に煙草を吸おうとするグレイ。火をつけてやる凱との間には奇妙な友情が生まれていることが分かる
グレイはロボットであるにも関わらず音楽や煙草を好み、凱との決闘ではまるで血のように体からオイルを漏らすなどかなり人間臭いキャラクターが強調されていました
グレイとの決闘に勝利した凱はラディゲと戦う仲間の元へ向かいます
その頃、香の説得で再び戦うことを決意した竜は足に怪我をかかえる香と共にラディゲと戦う雷太とアコと合流
竜「大丈夫か、香」
香「脚が折れたって、戦うわ!」
ラディゲ「4人揃ったところで何も変わらんぞ、ジェットマン」
凱「4人じゃねぇ!5人だ!」
序盤からは信じられないヒーローっぷり。堪りません
本当の戦いはこれからだラディゲ...俺たち5人...ジェットマンの全ての力を見せてやる!
みんな...行くぞォ!おうっ!!!!
クロス、チェンジャー!
ジェットマンの真の力を発揮しラディゲを追い詰める5人。しかしラディゲは巨大化してラゲムとなり物語は最終回へ
以上、ジェットマンの名エピソード3選でした。まだまだ語りたい回はあるんですが今回は僕の主観で良いと思った回を厳選という形で
第39話「廻せ命のルーレット」もかなり好きな回なので語りたかったところ...
【余談】
ジェットマンは映像作品での客演の機会が乏しい作品なんですが海賊戦隊ゴーカイジャー第28話「翼は永遠に」にて若松俊秀さんが結城凱役として出演されています。最終回後にそのまま観た僕はもれなくまた泣きました。
かつての仲間を巻き込まない為に死してなお戦う結城凱。レンジャーキーを使わずに変身するのは高揚と共に悲哀を感じさせる
「今のレッドはこんなものか。落ちたもんだな!俺の知ってるレッドはもっとパンチに魂がこもってたぜ、こんな風にな!」
「綺麗な空だ...目に沁みやがる」
「分かってるな?お前等が守る番だ、あの空を」
まとめ
鳥人戦隊ジェットマンという作品は恋愛要素を絡めつつ竜と凱の友情、香の成長などを描いた意欲作であり、スーパー戦隊シリーズの転換期になった作品とも言えるでしょう(と言っても僕はまだにわかですが)
時代もありますがとにかく表現が自由で素面のアクションも迫力があり、特撮ファンなら一度は観ておくべき作品だと思いました。
今回はあえて触れませんでしたが最終回の展開は今なお語り継がれる伝説でしょう。後に「機界戦隊ゼンカイジャー」でパロディが披露されますw
そんじゃー〆