「1+1で200だ。10倍だぞ10倍!」ないなばの肉カレー | KEN筆.txt

KEN筆.txt

鈴木健.txtブログ――プロレス、音楽、演劇、映画等の表現ジャンルについて伝えたいこと

BGM:PHNONPENH MODEL『龍の泡』

 

「これでもか!」という言葉があります。過剰なまでの量や差を提示することで「これでもまだ文句ありますか?」というドヤ語(創作)なわけですが、レトルトカレー界に「これでもか!」の新星が現れました。缶詰タイカレーやペットフードのメジャーブランド・いなばが世間にブチ込んだ、その名もズバリ「肉カレー」ですよ。

 


何しろこのカレー、すがすがしいほどにキッパリしています。具が大ぶりの豚肉オンリーなんですから。しかも見てみぃ、この量を。野菜などの他の具は取っ払い、そちらにかかる材料費を肉に集中させることによってお手軽な値段でこれほどの肉量を実現させたと推測します(ただし、ルーには野菜も溶け込んでいるとのこと)。


HPを見ると「一般的なレトルトカレーと比べて、約10倍の肉が入ってます!!」と豪語しています。まさに「俺たちは1+1で200だ。10倍だぞ10倍!」であります。

 


私、食に関してはよけいなものはいらない派でして、つけあわせや彩りの関係で添えられるものなんていいから、本体をもっと多くしてよという人間です。ステーキの隣にある野菜とか、カレーに乗っかってくる福神漬けとか、トンカツのキャベツとか…いや、キャベツはやっぱりあった方がいいか。


そんな自分にとっては理想のカレーです。で、このお肉ちゃん(グラハム・カー)がまたね、もうね、いいんですよ。赤身の部分の「肉食ってるなー」感と脂身のトロトロ感のセッションが絶妙。神保町・共栄堂スマトラカレーのポークカレーを思い起こしてください(もちろん味は違いますよ)。


写真を見ての通り、お皿の半分近くをゴロゴロとお肉が占領しています。遥か昔、カレーマルシェが出現した時の量に衝撃を受けて以来。何十年ぶりかに更新されました。

 


我が家では目玉焼きトッピングVer.とキャベツメンチカツトッピングVer.をやってみました。どちらも合いました。その上で、目玉焼きにもメンチにも負けないゴロゴロ肉。

 


コンビニではローソンで販売されていますが、けっこう品切れの時が多いです。「カレーは飲み物ではなく肉料理」だと主張するそこのあなた、とにかく食べてみてください。飛ぶぞ。