「ところでよ方治」

「お前『地獄』ってやつを信じるクチか?」

「地獄.. ですか」

「いいえ 善人も悪人も所詮同じ肉の塊 死ねば等しく腐って土に還るだけです」

十本刀:佐渡島方治

またの名を百識の方治

明治政府の官僚であった過去があるが 政府に背を向けて公職を離れ 後に志々雄真実に下っている

その実務能力の高さから志々雄真実の参謀を務める
 

 

「お前らしい合理的な考え方だな けど」

「実言うと俺は地獄を信じてんだ」
 

 

「は..」

「伝説となった人斬り緋村抜刀斎に その抜刀斎を斬る事が全てと言い切った四乃森蒼紫 更にその蒼紫を倒すために好々爺の仮面を脱いだ翁とかいう老兵 そして自分達の悪業を隠蔽するため俺を炎にくるんだ明治政府の連中..」
 

 

「こんな血で血を洗う修羅共が蠢くこの現世こそ」

「地獄と呼ぶにふさわしくないか?」

・・・・・
・・・・・

パチンコを打ち始めた当初から良く見かけるというか..

隣の客が大当たりすると移動してしまう客の心理が拙者には理解に苦しむ

だってその台で勝負できると思って着席しているのですよね?

だったら隣の合否なんて関係なくない?

常連でもたまに見かけます

だいたい同じ客です

もちろんそういった客は負け越していって それでもパチンコから離れられないでいると どこまでもどん底へ堕ちていくばかりで でもやはり近くの客が大当たりすると 嫌気を全開にして台を離れていきます

なんとなく座って勝ち越せるほど小博打だって甘くはありません

 

 

「どうやらお前は今イチ覚悟が足りない様だな それじゃぁこの地獄で生き抜くのは不可能だぜ」

「方治 お前には 洗礼が要るな」

・・・・・

けっきょくはホールにいいように踊らされているってことなんでしょうけど

マイホだとオープン一年目のCR北斗で餌付けされた客はパチンコ中毒になってしまい 後々に勝ち金をall回収されても どれだけでもお金を運んできてくれるので いいお客様

過去にどれだけ実績があっても 正確な知識を持ち合わせていない以上は その実績は偶然にすぎません

ホールが餌撒きに出してくれているのであって それを自分の力と錯覚したら敗北

ましてや隣の客が先に大当たりを引いたから 台を捨ててしまうなんて 何を基準に台を選んでいるのやら?

なんとなくこれが出そう ではトータルで勝ち越せません
 

 

手袋を外した志々雄真実

「・・・・・」
 

 

「うあ あ」

「うああうあ あひいいい~」

「うるせえよ」
 

 

「なんだ これは これが人間の体温か? 一体これは」

「十年前に負った全身火傷の時 俺の体の中の汗をかく組織は ほぼ全滅しちまってな」

「以来 発汗による体温の調節が出来なくなり 俺の体は医者に言わせれば生きているはずのない高熱を宿す様になった」

「言わば 地獄の業火の残り火だ」

合理性で物事を計る方治にとって

非合理の結晶である志々雄に触れられて その心情いくばくか
 

 

「残り火は腕だけじゃない」

「足 腹 胸 俺の全身をくまなく焼き続けている」
 

 

「当然 脳もな」

 

 

「そしてこの冷めない炎熱が声となって ある日 俺に真実を語り始めた」
 

 

「人の本性は修羅 そしてこの現世こそ地獄」

 

 

「緋村抜刀斎はその本性を否定し理性に必死にしがみつこうとしている」

「維新政府は過去の悪業を隠蔽し この明治日本こそ理想の国だと欺こうとしている」

「共に小さく 共に脆い」

「炎熱が脳で声を荒げている『これでは駄目だ』」

「修羅だけが生きる資格を有す強国」

「これこそ地獄にふさわしい」

弱肉強食こそ志々雄真実の国盗りの原理

・・・・・
 

 

「また震え出したな方治」

「俺が怖いか?」

「いいえ逆です これは歓喜の震え」

「維新政府に仕えていた官僚時代 会う奴全てがこの国を任せるに値しない矮小な愚物ばかりで 絶望の余り野に下り彷徨う事はや三年」

「しかし今 私の想像では計り切れない大器の御方についに巡り会え そしてその御方と共に新しい日本を築ける事が私は嬉しいのです」

せいぜいがビジネスライクとして志々雄の野望に付き合っていた佐渡島方治は いまことのきに 真の主を得て絶望は歓喜に 志々雄配下一の忠臣と化す

覚悟は決まったということ

・・・・・

なんとなく=勘 ってのはまんまオカルトなんですよね

オカルトで勝ち越している人間を見たことがないとはパチンコ業界のドンこと大崎一万発の言葉

正確な確率論でしか勝ち越せません

なにをやるにも成功するためには 学んで実践するよりありませんよね

拙者個人ですと【着席即当て】なんて言葉を遣っているわけで..

初当たりの早さは異常値にある

素人感丸出しの他客からすれば それは恐ろしい強運で引いているのであってフェアじゃない

ということなんでしょうけど

でも強運だから引けるなら 狙い日も台選びもホール選びもなんら必要としないし どこへいってもどの機種を打ってもいつでも勝ち越せます

新基準機だろうと関係ありません

もちろんそんなことはありません

【確率は万人に平等】なのですから そんな強運は存在しません

初当たりを早くするために必要な知識を身に付けて 実践できているだけのこと

それを不愉快だと感じるなら あなたは永久に勝ち越せませんよ としか拙者は言いようがありません

m(_ _)m

勝ち越せないでいる方々は台の選び方を再考すべきかと

理屈が構築できていれば 台の移動にも理由が生まれてくるものです

なんとなく=勘=適当 だけはいけません
 

 

「それは夢か 現か 幻か」

「今はの際に佐渡島方治が見た光景」

「ここは? 私は確かに死んだはず ではここは」

志々雄真実が緋村剣心に敗れた後..
 

 

佐渡島方治は警察へ出頭し 弱肉強食の政策の正当性を訴えようとするも 裁判はおろか方治には公に語る機会の一つも与えられず 絶望のうちに獄中で自害
 

 

「『地獄』に決まってんだろ」

「志々雄様」

「ほうら言った通りでしょ ちょおっと待てば方治も必ず来るって」

「ぐずぐずすんな さっさと行くぜ」

「行く?何処へです?」
 

 

「決まってんだろ」

「閻魔相手に地獄の国盗りだ」
 

 

「どうした方治 何をぐずぐずしてる」

「てめえにはイの一番に俺のそばで勝利を味わわせてやると約束したはずだぜ」

「ハッ 只今」

緋村剣心より志々雄真実

志々雄真実より忠臣:佐渡島方治が好きな拙者でござる

おろ~

 

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