「ラケットはどのぐらいの期間使えるのですか?」と聞かれました。ラケットの寿命のことです。
ボール以外のものにぶつけたりしなければ、ずっと使えると思います。
(20年以上前ですが、ミズ◯が販売した超軽量デカ厚のラケットがありました。これはバキバキに折れていきましたね。4本ほどメーカーから頂いたのですが全部折れました。営業の人も失敗作だったと言っていました。そんなラケットもある。)
長く使っていると、打感や弾きに変化が出るのか?
この変化はあると思いますが、確認しにくいです。
「少しずつ弾きが悪くなるので気づきにくい」というのが一般論。
フレームのしなり具合を計測する機械があります。これで計測すると、新品と中古ではほんの少しの差はあるようですが、1年使ったラケットと2年使ったラケットの違いはほとんどないようです。しなりが少し大きくなったら安定するのではないでしょうか。もちろん個体差もあると思います。(この辺のことをもっと知りたいです。何か知っていることがあればコメントしてください。)
「まったく同じラケットがないので比べにくい」というのが私の意見です。
「重さ、バランス、弾き具合(しなり)」がまったく同じものが2本あって、片方だけを使い続けた後に新品と比べれば「ここがこれだけ変わった」とその感触やボールの弾き具合の変化を確認できますが、、、、。
(大きくしなりが違う場合、偽物の可能性があるので注意。これは機械で計測したのではなく、私が実際に偽物のラケットを使った感触です。ほとんどの場合、偽物のほうがしなりが大きかったです。)
メーカーがグロメットの在庫を切らすまでが、そのラケットの寿命。
グロメットはプラスチック(又はゴム)です。これが経年劣化で硬化してパリパリに欠けていきます。
このままでストリングを張ると、フレーム部分とストリングが直接当たって、ストリングが切れてしまいます。フレームにめりこむこともある。
ラケットヘッド部分のグロメットが欠けると、ラケットのフレームが削れていったり、コートに当たってヒビ割れすることもあります。
メーカーがどれぐらいグロメットの在庫を持っているのかが寿命に関係するということ。
メーカーは売れているラケットのグロメットは、多めに用意しています。「売れているラケット=寿命が長い」
あまり売れていないラケットのグロメットはほとんど在庫がない。「売れてないから在庫はあるだろう」と思っていたのですが、ないんです。