VNCサーバだけをインストールしても、VNCクライアントのインストールを行わないとVNCで接続することができません。
今回は、Domain-0とノートPCにVNCクライアントをインストールしてみます。

1. Linux 編 (Domain-0)

CentOSではVNCクライアントとして「VNC」パッケージを提供しています。

まずはパッケージのインストール状況の確認です。
$ su -
# rpm -qa vnc
vnc-4.1.2-14.el5_3.1
もしも入っていないようでしたら、yumでインストールを行ってください。

VNCクライアントの起動は
$ vncviewer &
で起動可能です。

赤び~の備忘録-08_VNC Viewer1

「VNC server」項目に
  [サーバ名].[ドメイン名]:[ID]
を指定してください。
サーバ名が「centos_x86_64」、ドメイン名が「redbeatdomain」で、/etc/services が
  vncserver 5901/tcp # VNC Server 1280x800
  vncserver2 5902/tcp # VNC Server 1280x1024
の場合、1280x800で接続する場合は
  centos_x86_64.redbeatdomain:1
1280x1024で接続する場合は
  centos_x86_64.redbeatdomain:2
となります。

問題なく接続できれば、次の画面が表示されます。

/etc/passwd_vnc で指定したパスワードを入力してください。
  ※うまく接続できなかった場合は、次回も参照してください。

赤び~の備忘録-09_VNC Viewer2

次のようなログイン画面が表示されれば、接続確認完了です。

赤び~の備忘録-10_VNC Viewer3

赤び~の場合、フルスクリーンで各Domain-Uに接続可能なように、デスクトップ上に次のようなコマンドでアイコンを作成しています。
  ・/usr/bin/vncviewer FullScreen=1 centos_x86_64.redbeatdomain:2
  ・/usr/bin/vncviewer FullScreen=1 centos_i386.redbeatdomain:2

赤び~の備忘録-11_VNC デスクトップアイコン

フルスクリーンで起動した場合、F8キーでフルスクリーンモードを解除することが可能です。

2. Windows 編 (ノートPC)


Windows用VNCクライアントは大量に出回っているようですが、今回はここ のVNCクライアントを使用することにしました。
ユーザ情報入力後、ダウンロードとインストールを行います。
スタートメニューから、「RealVNC」-「VNC Viewer 4」-「Run VNC Viewer」で起動します。

赤び~の備忘録-12_RealVNC Viewer1

赤び~の備忘録-13_RealVNC Viewer2

接続のための入力内容はLinux版と同様ですが、ドメイン名は省略可能なようです。
Domain-0とcentos_x86_64(Domain-U)に接続してみるとこんな感じになります。
わかりづらいですが、左上がDomain-0、右下が普段利用しているcentos_x86_64の画面です。

赤び~の備忘録-14_Windowsデスクトップ

3. Mac OS X 編

Chicken of the VNC のインストール (Mac OS X 10.6) 」を参照してください。


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