☆続・カブレラストーン | LA BODEGA PERUANA

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ペルー色々盛り合わせ




驚くのはまだ早いナリ。



mapa mundi



むかし全ての大陸は一つ(パンゲア)であったそうですが、それが割れて今のような地理条件になりました。


とするとこれは割れたばかりの世界地図?


一年二千万年前に人類が世界地理を把握していたと???


さらに



operacion del corazon





一万二千年前に心臓手術???


何でもこの心臓の図は解剖学的に正しいとのことです。


二千年ほど前にすでにペルーでは脳外科手術が行われていたのはもう周知の事実なんですが

頭蓋骨を切り開いて、打武器を用いた戦争による脳内出血を取り除いてまたふたをした程度だと考えられています。


心臓取り出してますからね。。。


メス使ってますし、どうやらいけにえのための心臓取り出しでもなさそうですよ。




しかも





los procesos




ちゃんと脳外科手術の絵もありまして




上の絵から下の絵へと、手術が進んでいく過程をあらわしています。





sacando serpientes




よく見ると頭の中になんかいますね。

寄生虫なのか、概念的に何か悪いものを取り出す儀式を象徴しているのか。。。



いやいや、この石が本当に1万2千年前に描かれたものだとすれば、

本当に歴史を覆す大発見でございます。




カブレラストーンにはその他にもペルー先住民文明にありがちな性描写も



sexualidad


同性愛も




homosexualidad



描かれております。一応ちっちゃくしておきます。




manejo de las condiciones meteolologicas





気象を操る神様?





creacion de los seres humanos






神による人類創造の過程?







はー…、ほんとに色々と興味深いものばかりですが

こういった石が所狭しと



estantes





このように並べられています。


石はこぶし大のものから直径1m今日のものまで、形も大きさもさまざまです。





神秘の石カブレラストーン。




1961年代、イカ地方で発見されたこの石は世界的に論争を巻き起こし、

この石の起源はしばらく謎に包またままでした。


しかし1977年、この謎を解明するため、イギリスのBBCがこの地を訪れ、

徹底的に謎の究明に挑みました。


そしてそのBBCのスタッフの調査により、このカブレラストーン論争は一応幕を閉じることになります。




かれらの調査の過程で


一人の手先の器用なおじさんが現れまして



私がやりますた



と、白状してしまったわけです。





でもでも、「1年2千年前にあの絵は彫られた」という科学的調査結果は????



おじさん、古く見せるために石に靴墨を塗りまして

そして乾燥した馬糞の中で焼いたそうです。

すると放射性炭素年代測定は簡単にごまかせるんだそうです。



そんなもんなんですかねえ。。。



もちろんカブレラ博士やその支援者たちは


「偽者ももちろんあるだろうがそれらは本物が発見されてから

高く売れるその石の価値に眼をつけた貧しい人達がやったものだ」


つまり偽者と本物が混じっているのだ、全てが偽者ではない、と言う反論をします。






と言うことで、これが一応のカブレラストーン問題の顛末です。



たしかにあきらかに「これはちょっと」と思われるものもあるわけですよ。




kangol




カンガルーはオーストラリアですし




caballo





馬はアメリカ大陸にはいませんでしたし

ましてやそれを人間が戦闘用に乗りこなしているなんて





geoglifos de nazca




ナスカの地上絵かよ!民芸品ですか。これはやりすぎ。

ナスカ文明の人達でさえ地上絵のデザインをはっきりと他のものに残すことはなかったのに。

大体時代まったくずれてますしね。






ペンギンちゃんです


こぶし大。


ペンギンはたくさんペルーにもいますね。




…この件に関して色々な本が出版され、数々の議論が今でも交わされています。

僕には誰の論が正論かは分かりませんが

只一つ確かなことは




ペルーのイカ地方でかって奇妙な石が発見され

その石には歴史的・科学的にありえない絵が描かれていた。


それは世界的論争を巻き起こした。


このイカの町は世界的にかって有名になった。


その石に描かれている絵は、非常にユニークで興味深い。


カブレラ博士の家族は今でもその石を護り続けている。





ということではないでしょうか。




一つじゃなかったね、まあいいさ。








もし皆さんがこの博物館に行かれた時、


本当に科学的に正しいのかそうじゃないのかとか

そういった疑いの目で見るのではなく


ペルーの民芸品を見るような感じで、あたたかく見てはどうでしょうか。


しかしもしかしたら万が一これは本物かも知れず、そういうものを間近で見れて、触ることができると。

かって世界的に話題の中心にあったものを、見て触れるんです。




「デモニンゲントキョウリュウハ、オナジジダイニイキテマセーン」




白人観光客が博物館を管理しているおばちゃんに主張する。

空気、読みましょうね。