魔人まとめ

 

【魔人】

 

●魔王が血を分けることで誕生するしもべ。

 

●無敵結界をもつ。(あらゆる攻撃(魔法)が効かない。かすり傷すらつかない)

 

●魔人より上位の存在に(魔王、天使、神)、無敵結界は機能しない。

 

●魔人化すると、その生物の力が限界を超え、極限まで引き出される。

 

●往々にして、邪悪な性格になる。   

 

 

 ホーネット派

    

●先代魔王ガイの娘、魔人ホーネットが率いる穏健派。

 

●先代魔王ガイの意志を受け継ぎ、  人間世界とは非干渉を保つことを望む。


●当代魔王リトルプリンセスに、魔物界を統治してもらうことを望む。  

 

●過激派のケイブリス派との抗争で苦戦しており、敗北は時間の問題となっている。

 







ケイブリス派


●魔人四天王のうち、3人が属する過激派。虫けらのような人間に代わり、再び魔物が世界を支配すべきとし、それがあるべき姿だと考えている。

 

●覚醒していない魔王リトルプリンセスを殺し、ケイブリスが新たな魔王となることを目論む。

 

●甘ったるいことを繰り返すホーネット派を皆殺しにして魔界を統一することを目指す。

 

●ケイブリス派の中にも派閥が存在し、全員がケイブリスの主義主張に賛同しているわけではない。

 

●先代魔王ガイのクソったれが人間を甘やかしやがった(ケイブリス談)




 

【魔王】

 

●創造神ルドラサウムが退屈しのぎに作りだした最強の生物。

 

●無敵結界があるため、あらゆる攻撃と魔法を無効にする。

 

●魔人に対して、絶対命令権を行使できる。これがあるため魔人は魔王の命令に逆らえない。また、自身の血を分けて新たな魔人を創りだせる。(代償として僅かに魔王の力が弱まる。最大24人まで)

 

●魔王になった者は不老不死となるが、1000年が経過すると徐々に力が弱まり、やがて消滅する。そのため、1000年経過するごとに当節の魔王は自らの血を分けて、次代の魔王に継承する。

 

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ランス世界の魔王はべらぼうに強いようで、強さの概念としてレベルの存在がありますが、例えればドラ○エのようにレベル50~60で倒せる相手ではありません。魔王と戦うには少なくともレベル1万以上は必要と考えられており、数十、数百のレベルでは全く歯が立たないようです。

 

そもそも魔王には無敵結界があり、通常の攻撃では一切ダメージが通らない。魔剣カオスは殆ど唯一、魔王に傷をつけることができる武器ですがたとえこれを手にしたとしても、所有者のレベルが充分でなければ、瞬殺されてしまう、というわけです。しかし魔王と違って人間には寿命があり、レベルを1万以上にまで高めるのは、実質不可能。そのため魔王は無敵の存在ということになるわけです。

 

創造神ルドラサウムは、魔王の存在とそれに足搔く人間の姿を見て良い退屈しのぎとして楽しんでいます。

 

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ランス世界の魔王史(簡略)

 

 

 

初代魔王 ククルククル

 

創世記に誕生した、史上初の魔王。創世記はまだ人間が誕生しておらず、代わりに【丸いもの】と呼ばれる生物が繁栄しており、ククルククル自身も【丸いもの】出身の魔王。歴代最強の魔王とされている。
 

 

2代目魔王 アベル

 

創世記、やがて【丸いもの】が衰退し、変わって竜族が繁栄した時代の竜の魔王。長きに渡って世界を支配したが、新たに台頭した竜王マギーホアとの戦いの末、打倒された。魔王が倒されたことで世界は平和の時代を迎えるが、これに飽きた創造神によって竜ともども世界が滅ぼされる。


 

3代目魔王 スラル

 

竜族が滅び、人間が繁栄した時代に誕生した初の魔王。歴代魔王と比べて力が弱かったが博識で、魔王スラルの研究の末、魔人と魔王は無敵結界と呼ばれる加護を手にする。 

 

4代目魔王 ナイチサ

 

スラルの死後、創造神ルドラサウムを守る三つの神(通称、三超神)の1人、プランナーがナイチサを指名し、新たな魔王が誕生。魔王ナイチサは極めて残酷な性格で、世界を恐怖支配し、人間を大量殺戮した。

 

しかし、人間の中から生まれた【勇者】の挑戦を受け、激闘の末に敗北。重傷を負うが死(消滅)は免れ、魔王の血を同じ人間のジルに継承したのち、歴史から姿を消して天寿を全うしたとされる。

 


 

5代目魔王 ジル 

 

見目麗しい女性の魔王。その見た目に反してナイチサをも凌ぐほど残酷な魔王であり、人類への激しい憎悪から、魔王就任後わずか1年で人類の全国家を滅ぼした。だが、人類を殺戮し勇者を生み出してしまったナイチサの轍を踏むことはせず、人間牧場を各地につくり、魔物の支配のもと人類を生殺しにした。

 

残酷な統治を続けていたが、ある日、魔王に傷をつけられる魔剣カオスを手にした剣士ガイにより手傷を追い、魔王の力の一部(約5%)を保ちながらも異次元に封印された。


 

6代目魔王 ガイ

 

魔王ジルに戦いを挑んだ剣士。魔王ジルを封印する際、ジルの返り血を浴びたことで、自身が次代の魔王となった。新たに魔王となったガイは、魔物の奴隷と化していた人間を解放し、魔物領と人間領とを分けて、双方の不可侵、不干渉の態勢を築き上げた。ガイにより解放された人間たちは各地で発展し、ヘルマン、リーザス、ゼスの3大国家が成立する。


 

7代目魔王 リトルプリンセス

 

継承者を探していた魔王ガイの手により、異世界(日本)から連れてこられた少女。本名は来水美樹。ガイから魔王の血を継承しているが、魔王となって世界を支配することを拒否し、元の世界に戻ることを望む。【ヒラミレモン】という特殊な果実を食べ、魔王覚醒を抑えつつ、美樹を連れ帰るためにやってきた小川健太郎とともに逃避行を続けている。

 

コントロールこそ出来ていないが魔王の力を持っているため、基本的には無敵結界により美樹は物理的に傷つくことはない。天然で大らかな性格をしているが、魔王として覚醒すると、慢性的な憎悪に支配され極めて残酷な性格と化す。