タトリン第三インターナショナル記念塔について | マルフジノート

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SALVE!(ようこそ)

しばらくトラスもの学会、休会しておりましたが今年から再会したいと思います。
ちなみに今回からは純粋トラスのみに注目しないでトラスに関わるもの一切で紹介して行きたいと思います。

今年の第一弾は私が最も好きなトラス建築から紹介します。

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ウラジーミル・タトリン(Vladimiir Tatlin1885~1953)の第三インターナショナル記念塔(以後タトリンタワーと呼ぶ/1919~1920)である。もう言わずと知れたロシアアバンギャルドの金字塔である。

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もう理屈抜きに美しい。

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斜めに建てられたトラスの柱、それにそって螺旋状のトラスが舞い上がる。

しかし1914~17年の絵がやレリーフからはタトリンタワーの面影も無い。

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ただ作品自体が空間に飛び出した「コーナーレリーフ」とよばれる(ほとんど現存していないらしい)シリーズはワイヤーらしきもので引っ張られ宙吊りされた作品は少し他の作品にはない突抜があり何となくタトリンタワーのベクトルが見える。

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話をタトリンタワーに戻しますが計画高さはパリのエフェル塔(324m)を超える400mだったらしい。
下記のユーチューブでそのスケールを堪能ください。


一度、タトリンタワーの模型作ってみたいと思います。