自己を深めて行ったらフィボナッチ数列に考えが行きついた。

 

まず、「フィボナッチ数ってナニ??」

って方も多いともいます。

 

フィボナッチ数列を発見したのは、イタリアの数学者の

レオナルド・フィボナッチ(1170?-1240?)という人物です。

 

簡単に言ってしまえば黄金の比率を現す数、とでも言いましょうか。

 

下の長方形は黄金比

1:√6≒1.6 です。

これをフィボナッチ数を一辺とする正方形に

切り出していくと下のようになります。

1  3  5  8  13  21...

 

隣接する数を足すと次の数が出てくるのですが、

その隣接する数同士を割ると、フィボナッチ数に収束します。

 

1÷1=1

2÷1=2

3÷2=1.5
5÷3=1.666666666...
8÷5=1.6
13÷8=1.625
21÷13=1.61538461538...

34÷21=1.61904761904....
 

巻貝がほぼこの法則に則っています。

 

巻貝だけではない。

フィボナッチはウサギの問題を考案しました。

  • 1つがいの兎は、産まれて2か月後から毎月1つがいずつの兎を産む。
  • 兎が死ぬことはない。
  • この条件の下で、産まれたばかりの1つがいの兎は1年の間に何つがいの兎になるか?

つがいの数は次の表のようになる。どの月のつがいの合計も、その前の2つの月での合計の和となり、フィボナッチ数が現れていることが分かる。


 

 

他にも植物(花びらの枚数、木の葉や枝の付き方、

パイナップル、松ぼっくりや

以前フラクタルで紹介したロマネスコ) も然り。

そこの表面に現れる螺旋の数もフィボナッチ数。

 

 

その方が日当たりが良かったり、

雨が当たったり、

枝の強度がちょうどよかったり、

種を遠くまで飛ばせたり、という事で

時間をかけて進化していったのでしょうね。

 

その他、台風、銀河もフィボナッチ数だと言われています。

びっくりですねビックリマーク

(勿論、全くフィボナッチ数列に関係ないものもたくさんありますが)

 

フィボナッチ数列は、

単に生命が生き抜く上での効率上のものだけではなく

美しさの黄金比とも言われ

後の画家や建築家が取り入れて行きました。

(ミロのヴィーナス、パルテノン神殿、ピラミッド、葛飾北斎等)

 

 

自然界で、動植物は気の遠くなるほどの時間をかけて

黄金比、フィボナッチ数に落ち着いたのですねキラキラ

 

人間はそんな長い歴史の中でたかだか数千年しか生きて来てません。

そしてここ100年の間に目まぐるしい環境の変化

が起こっています。

残念ながら、その多くの「進化」はフィボナッチ数とは

無縁な気がします。

 

・・・脳みそはアナログだから、そりゃついていけないし

ストレス溜まるし、順応どころではないですよね💦

 

人間も、じっくり時間をかけて様々な事に順応すべく

「黄金比率」を探ってみるのも面白いかもしれませんね。

 

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全ての画像はお借りしました