名古屋メシのひとつにきしめんがあります。
簡単に言うと、平べったいうどんみたいな食べ物ですが、名古屋人に言わせるとうどんときしめんは別の食べ物だそうなw
ところでこのきしめんは、名古屋メシとしての知名度が高いのですが、実は三河生まれという説があるのです。
その場所というのが、かつての三河国芋川(いもかわ)村。
現在の愛知県刈谷(かりやし)市です。
刈谷といえば三河国なのですが、尾張との境である境川があって、刈谷市の西側の豊明市は尾張という三河でも尾張よりの場所。
戦国でいうと、家康の生母・於大の方の実家である水野家の拠点だった刈谷城があります。
さて、そんな三河国で生まれたといわれる芋川うどんが、後にきしめんに変化したとの説があるのですが、肝心の芋川うどんは江戸時代の後、途絶えてしまったそうな。
そこで、平成になってから芋川うどんが復活しました!
その芋川うどんを食べる事ができるのが、刈谷市一ツ木町のきさんという店です。
■きさんの住所■
愛知県刈谷市一ツ木町7-14-1
それではきしめんのルーツになったといわれる、芋川うどんに早速チャレンジ!です。
店内には座敷とテーブルタイプの席があります。
今回オーダーしたのはもちろん芋川うどんのキジメン。お値段1,000円。
他にも味噌煮込みうどんや天ぷら入りのものがあります。
芋川うどんに使用されているキジメン。これが後にきしめんになったそうな。
食べてみた感想ですが、きしめんより太く歯ごたえがあります。
どちらかというと、山梨(甲斐)の名物・ほうとうに近いかな。
ほうとうは武田信玄が軍中食に採用したといわれているもので、歴史も古いですよね。
あと芋川うどんの汁はどちらかというとサッパリしていますが、ダシは濃い目かな?と思うくらい印象的でした。
もっと手っ取り早く違いが知りたいなら、こちらの食べ比べセット700円。
冷たいコロの状態で、きしめんと芋川うどんのキジメンが楽しめます。
冷たいコロの状態で食べ比べてみると違いがよくわかりますね。
でも量はそんなに多くなく、もう少し食べたい人はごはんセット(300円)などを付けると良いでしょう。
さて、私の感想ですが、きしめんが好きなのでそのきしめんの歴史ゆかりの食べ物ということで、味と共に満足できました!
ただ手打ちの店はどこもそうなのですが、注文してから時間がかかるというのが難点です。
今回、そんなに混んでいませんでしたが、注文してから提供されるまで約25分もかかりました。
会社の昼休みとかのランチで訪れるなら、少し難しいかもしれません。
できれば時間に余裕がある時に訪れたいですね。
あとお土産用にお持ち帰りも品もありました。
店の方の話によると、刈谷ハイウェイオアシスでも販売しているそうなので、見かけたら要チェックですね!
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