多摩地域にある全160の駅について、訪れた駅の記録をつけていくこの企画。

 24駅目は「桜街道」駅です。

 

 だんだん暖かくなってきて、春の訪れを感じる今日この頃。そんな春の花といえば、桜です。東京都内には「桜」とつく駅がたくさんありますが、今回はその中の一つ、東大和市の「桜街道」駅を訪れたいと思います。この駅は、桜街道という素敵な名前の通りの上にある駅。いったいどんな街なのでしょうか。

 

 

【桜街道駅 基本データ】


駅名:桜街道(さくらかいどう)
路線:多摩モノレール(TT02)
所在地:東京都東大和市

 

 

駅のホーム。多摩モノレールは似たような造りの駅が多いのですが、桜街道駅のカラーである黄緑色が所々にあしらわれています。

 

 

駅の改札口。改札機は4台。乗客数は多摩モノレールの中では中位程度なのですが、付近は住宅街が多いため、朝夕以外は比較的静かです。


 

駅の外観。

 


 桜街道駅の真下にある交差点です。写真の左右に伸びるのが「桜街道」。写真の手前から奥に伸びるのが「芋窪街道」です。

 


 先ほどの交差点から桜街道を西方向に向かって撮りました。

 この先、5分ほど歩くと、お隣の市である武蔵村山市に入ります。武蔵村山市といえば「東京で唯一駅のない市」として知られていますが、桜街道駅から近いエリアに住宅街もあるため、意外と鉄道の恩恵を受けている市民も多いのです。

 


一方、桜街道を東方向へ。

今回はこちらにお散歩したいと思います。

 


 駅から5分ほど歩くとあらわれるのが、「森永乳業 多摩工場」です。こちらは、主にパック牛乳などを製造する工場で、首都圏では唯一の工場として、東京近郊のスーパーで売られている森永の牛乳が製造されています。


 この工場は、平日限定で工場見学(予約制)もやっていて、多摩の子供たちに大人気の工場なのです。

 詳しくは、森永乳業ホームページ⇒https://www.morinagamilk.co.jp/learn_enjoy/factory_tour/factory/tama/

 

 

 森永の工場を後にして、東へ少し歩くと見えてくるのが、おなじみのあの看板・・・

 

 そう、「イトーヨーカドー東大和店」!東大和最大級の総合スーパーです。駅から15分ほど歩く不便な立地にもかかわらず、いつも多くの市民でにぎわっています。特に一階のフードコートにはミニステージがあって、ときどき歌手のコンサートをやっているときなどは、多くの人が訪れます。


 そして、よく見ると、ヨーカドーから桜街道を挟んで反対側(写真中央)に違う看板が・・・。こちらは「The Market Place」といって、ヤオコーが中心となっているショッピングセンターです。ヤオコーの他に、「ユニクロ」「ニトリデコホーム」「セリア」「サイゼリア」など人気のテナントが入居していて、平日でも多くの車が停まっています。


 まさに、この桜街道を挟んで「イトーヨーカドー(総合スーパー)vsThe Market Place(大手連合SC)」の仁義なき戦いが繰り広げられているのです。

 




 桜街道・・・その名前から、のどかな雰囲気を想像していましたが、どでかい牛乳工場があったり、小売業界の仁義なき戦いが繰り広げられていたりと、熱くて刺激的な街でした。


 しかしながら、この桜街道もあと一か月もすれば、沿道に桜が咲き乱れ、春らしい素敵な景色を見せてくれるようになります。是非、皆さんも刺激的な「桜街道」を訪れて、春を満喫してみてはいかがでしょう。

 

<今回の散歩コース>