★☆★「多摩駅めぐり」を路線別リストにしました!!★☆★

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多摩地域にある全160の駅について、訪れた駅の記録をつけていく「多摩駅めぐり」。

65駅目となる今回は、ローカル駅の風情が漂う「武蔵砂川」駅です。

 

武蔵砂川・・・その駅名を聞いてピンとくる方は、多摩地域にお住まいの方でもそう多くはないかもしれません。

 

武蔵砂川は、西武拝島線で玉川上水駅の次の駅。立川駅の北部に位置しています。

 

目立ったランドマークはなくて、ごく普通の住宅街です。

 

しかし、そんな駅でも何かしらの魅力を見つけるのが「多摩駅めぐり」。

 

武蔵砂川駅のお散歩を通じて、魅力を探してみましょう!

 

 

【武蔵砂川駅 基本データ】

 

駅名:武蔵砂川(むさしすながわ)

路線:西武拝島線(SS34)
所在地:東京都立川市
停車する種別:拝島ライナー〇、急行〇、準急〇、各駅停車〇

 

 

駅のホーム。

西武拝島線は、玉川上水どまりの電車もあるため、時間帯によっては日中でも20分待ちになることも・・・。

電車が来ないときは本当に静かな駅です。

 

 

 

この駅には副駅名として、「国営昭和記念公園砂川口」がついています。

それをアピールするため、駅のホームには四季折々の風景が!

でも、国営昭和記念公園砂川口までは徒歩15~20分ほどかかりますので、昭和記念公園に行くためにこの駅で降りる人はあまり多くなさそう・・・。

 

 

駅前です。ロータリーがありますが、バス停はありません。

少し遠くにマンションが見えます。

 

 

絶賛工事中のようす。いったい何ができるのでしょうか??

 

 

南口には駅の出口がないので、駅前のこの地下道を通っていく必要があります。

 

 

 

駅の西側を南北に流れる残堀川。

遊歩道が整備されていて、歩きやすくなっています。

 

 

そんな残堀川を歩いていると、こんな珍しいスポットに。

ここは南北に流れる残堀川東西に流れる玉川上水が垂直に交わるスポット。

 

つまり「水路の十字路」です。

 

(写真ではわかりにくいですが、)それゆえ、まるで十字路の横断歩道のように橋が四方にかかっている珍しいスポットです。

 

 

 

地図で見るとこんな感じで交わっています。

 

 

 

駅の南側に線路と並行して走るのが五日市街道

吉祥寺方面から立川方面に向かうときに避けて通れない道路です。

幹線道路なのに、ほとんど片側一車線だから、渋滞も結構激しいです・・・。

 

 

立川バスの「砂川一番」バス停。五日市街道はココから東に向かって「砂川二番」、「砂川三番」・・・と続き、「砂川九番」まで番号が増えていきます

なぜ、こんな不思議な割り振りになっているのか??

 

そもそも「砂川」の地名は、もともと残堀川が「砂の川」と呼ばれていたことに由来するそうです。

 

江戸時代に、五日市街道に沿って東西に細長かった「砂川村」を、便宜上の行政区画として「一番組」~「九番組」とに区分した名残が今に残っているそうです。

 

 

そんな江戸時代から続く古い町である砂川は、このように大きな敷地を持つお屋敷がたくさん建ち並んでいます。

先ほど駅前が広々としていたのも、「砂川町」にこうした大地主が多いことも関係しているのかもしれません。

 

 

それでも、そんな広い敷地の一角が新興住宅地として分譲されている区画も増えてきているようです。

 

 

 

玉川上水にかかる見影橋。こういうオシャレな欄干の橋が多いのも砂川エリアの特徴。

 

 

 

最後に武蔵砂川駅近くの農地から望む西武線。

このように、広い空が見えて、ちょっとローカルな空気が漂っているのが、武蔵砂川の一番の魅力なのかもしれません。

 
 
 
いかがでしたか??並みがいまだに残り、残堀川と玉川上水という2本の水路五日市街道とともに発展した、江戸時代から続く古い街。それが「武蔵砂川」でした。そして、そんな「江戸の郊外」の空気がそのまま残っているような、いわゆる「東京」の空気とはちょっと違う、なかなか他では味わえない特徴的な雰囲気の街でした。
 
 
 
 
<今回のお散歩ルート>