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多摩地域にある全160の駅について、訪れた駅の記録をつけていく「多摩駅めぐり」。
79駅目となる今回は、狭山の森の玄関口「武蔵大和」駅です。
「多摩駅めぐり」のコーナーも折り返しに差し掛かろうとしているにもかかわらず、いまだにほったらかしだったご紹介していなかった路線があります。
それが西武多摩湖線です。
西武多摩湖線は、国分寺から西武遊園地を結ぶ路線。
都市部から狭山の森を目指すいい雰囲気の路線です。
そこで今回は、そんな西武多摩湖線の中で、特に狭山の森に近く、緑豊かな武蔵大和駅に降り立ってみたいと思います。
【武蔵大和駅 基本データ】
駅名:武蔵大和(むさしやまと)
路線:西武多摩湖線(ST06)
所在地:東京都東村山市
停車する種別:各駅停車のみ運行
駅のホームです。
西武多摩湖線は、単線のホームも多く存在しますが、その中の一つがこの武蔵大和駅です。
西武遊園地行きも国分寺行きも同じホームに停まるので、間違えないように気を付けなければいけません。
駅の出口。
静かな単線の駅ですが、駅構内は立派な作りです。
この駅は平日は国分寺ー西武遊園地を直通する電車が20分おきにやってきます。
一方、夏休みや休日になると遊園地への輸送強化のため、西武遊園地-萩山の4駅だけを折り返し運行する列車が増便されます。
国分寺まで行きたいと思って萩山行きに乗っても、結局その次の国分寺行きに乗り換えなければいけません。
駅を降りると、比較的大きな通りにでくわします。
駅の周辺は基本的には住宅街です。
駅前にある唯一のコンビニ、ローソンです。
駅付近にはスーパーがないので、武蔵大和住民の貴重な食料源となっているのではないでしょうか。
一方、駅の西側には小さいながらも商店街があります。
商店街を抜けた住宅街のど真ん中に、突然現れる歴史的な建物・・・。
ここは「旧吉岡家住宅」といって、日本画家・故吉岡堅二画伯の主屋兼アトリエで、一昨年に国の登録有形文化財になりました。
東大和市では、将来「東大和郷土美術園」として、ここを記念館として公開するべく、建物や資料の保存管理を行っているそうです。
近い将来、武蔵大和=美術園のある街としてその名をとどろかせるかもしれませんね。
住宅街の真ん中にある清水公園。
ごくありふれた児童公園という感じです。
今度は駅の東側へ。
先ほどまでブラブラしていた駅の西側は「東大和市」でしたが、駅の東側は「東村山市」になります。
ほぼ住宅街の中に、ぽつんとそびえるのが廻田神社。
東大和市廻田地区の守り神です。
最後に多摩湖へ行ってみましょう。
多摩湖はこの武蔵大和駅が最寄り駅です。
駅のすぐ脇を走る「多摩湖自転車道」に沿って歩いていきます。
駅からは徒歩10分くらいです。
しばらく歩くと、貯水塔のモニュメントが迎えてくれます。狭山公園の入口です。
そして、この先にあるのが…
美しき多摩湖!
多摩湖の遊歩道は絶景のお散歩スポット
この日は秋の青空が広がる最高のお散歩日和だったので、ものすごく気持ち良かった!
ちなみに、この遊歩道を15分ほど歩くと、次の西武遊園地駅に辿り着きます。
いかがでしたか。
多摩湖のほとりにある住宅地は、緑豊かで静かな街でした。
これから涼しくなって多摩湖散歩を兼ねて、武蔵大和を訪れてみてはいかがでしょうか。