毎週月曜日
多摩地域の全160駅の散歩録
多摩駅めぐり
 
126駅目は、箱根じゃない!「箱根ヶ崎」駅です。
 

 

箱根・・・!?

こいつめ、ついに多摩を捨てたのか!?

 

神奈川に寝返って、

多摩を滅ぼそうとしているのか!?

 

 

 

 

そんなことはありません!

 

箱根ヶ崎は、多摩地域に3つある街の一つ・瑞穂町の中心駅です。

 

 

【箱根ヶ崎駅 基本データ】

駅名:箱根ヶ崎(はこねがさき)

路線:JR八高線
所在地:東京都瑞穂町

停車する種別

快速急行〇、通勤急行〇、急行〇、各駅停車〇

 

 

駅のホーム。

ちょっと狭い感じですが、島式のホームになっています。

単線が多い八高線ですが、この駅は行き違いができるようになっています。

 

 

 

駅のホームから見えた立派な施設。

公共施設か何かかと思いきや3階建て駐輪場らしい!

 

瑞穂町に住む約3万2000人が、町唯一の駅に自転車で集まることを考えると

このくらいの設備は必要なのかも。

 

 

 

駅の改札口。

すごくきれいで開放的な駅!

瑞穂町が力を入れて造っていることがよくわかります。

 

 

 

村山大島紬、東京狭山茶、東京だるま…

瑞穂町の特産品が駅のコンコースに展示されています。

 

 

 

駅の東西自由通路もとても立派。

瑞穂町は米軍基地やIHIなどの大手工場も多いので、意外と財政が豊か

その一端が駅からも垣間見れますね。

 

 

そもそもなぜ瑞穂町なのに箱根ヶ崎駅なのか??

 

もともと瑞穂町の中心地は、箱根ヶ崎村という独立した村でした。

そんな箱根ヶ崎村の中心に1931年にできたのが箱根ヶ崎駅。

その後、1940年に箱根ヶ崎村、石畑村、殿ヶ谷村、長岡村を合わせて瑞穂町が誕生

 

 

そんな瑞穂町の名前の由来ついては、瑞穂小史に衝撃の記述が…

 

「瑞穂という名称には、格別の由来はない。」

 

ただ縁起がいいからという理由で瑞穂町に決めたそうです…。

ちょっと悲しいですが、瑞穂という響きは美しいですよね。

 

「箱根ヶ崎」の地名の由来については後ほど…

 

 

 

まずは西口から。

 

 

 

駅前は都道になっています。

国道16号線から入間への抜け道のため、

工場地帯を抜けるトラックが大量に通行します。

 

 

 

ここが箱根ヶ崎の交差点

広々としています。

 

 

 

交差点の近くに圓福寺という立派なお寺がありました。

敷地が広大で建物も立派!

 

 

 

少し歩くとノスタルジックな街並みが

旧日光街道は箱根ヶ崎の市街地になっています。

 

 

 

さすが東京狭山茶の街。

お茶屋さんも街のあちこちで見られます。

 

 

 

残堀川を渡ります。

武蔵村山のほうに向かって流れていく川です。

 

 

 

カワセミがやってくるようで、カワセミの記念碑が建っていました。

 

 

 

川を渡り少し歩くと瑞穂町役場

役場は新庁舎が完成したばかり。役場前の広場はまだ工事中です。

 

 

 

役場の先には急こう配が見られます。
この山を登っていくと、
瑞穂町のランドマーク
 
「瑞穂ビューパーク」と「スカイホール」
 
にたどり着きます。
 
 
 
スカイホールの時計塔は、瑞穂町内のあらゆるところから見ることができます。
まさに、瑞穂町民の心の風景といった感じでしょうか。
 
 
 
再び都道166号線を渡ります。
 
 
 
都道166号をくぐるトンネル。
普通に道路が走っているのかと思いきや、残堀川のトンネルです。
 
 
 
そんな残堀川は上流に行くにつれて、
だんだん流れが細くなり…
 
 
 
残堀川の水源池である狭山池にたどり着きます。
 
 
 
この池の周辺が狭山池公園
 
瑞穂町民にとっては、スカイパークと並ぶ憩いの公園。
 
残堀川はここをスタート地点として、
武蔵村山→東大和→昭和記念公園内
と多摩地域をどんどん南下し、多摩川に注ぎ込みます。
 
 
 
そして狭山池のほとりにあるのが、
蛇喰次右衛門の像
 
 
誰??
 
実は、次右衛門と狭山池にはこんな伝承が…
 
 
蛇に絡まれた次右衛門が、
蛇をほどこうと蛇に噛みついたところ、
蛇が大蛇となり、傷口から血が流れ続け、
それが池となり、残堀川になった
 
にわかに信じがたいですが…
 
 
 
実は「箱根ヶ崎」の地名の由来も、
 
この狭山池がかつて窪地で大雨が降ると
水がたまったことから
「ハコの池」と呼ばれていたことから、
それがなまって「ハコネ」になった
 
という説があります。
 
 
 
狭山池公園には、東京とは思えないほど
たくさんの水鳥が集まるようです。
 
 
西口ですっかり時間を食ってしまったので、
そろそろ東口にいってみましょう。
 
 
 
西口の市街地に比べると、東口はのどかな雰囲気。
 
 
大きな木
 
 
東口の駅舎は、西口に負けないくらい立派
 
 
駅前は再開発された雰囲気ですね。
西口が旧市街地になっているのとは対照的
 
 

そして西口から徒歩5分ほどで、

エコパークに到着

 

 

こちらも瑞穂市民が愛する第3の憩いの公園

 

 

新青梅街道沿いにあって広い駐車場もあるので、

遠くから訪れるファミリーも多いです。

 

 

今回は、箱根ヶ崎の歴史や名所を巡りながら歩いたため、非常に濃密なお散歩となりました。

 

箱根ヶ崎は、

歴史ある街並み、美しい公園、眺望スポット…

魅力あるスポットがたくさん!!

 

お土産に狭山茶を買って帰ることもできるし、

わざわざお散歩に行く価値のある素敵な街だと思いました!

 

 

 

<今回のお散歩コース>

 

 

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