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多摩地域の全160駅の訪問記

多摩駅めぐり

 

 

第158回は、西多摩のターミナル駅「拝島」駅です。

 

多摩地域の全駅制覇まで残り3駅となったこのブログ。

そんな中で、まだこの駅をお散歩していなかったとは…

 

JR青梅線、五日市線、八高線と西武拝島線の4路線が6方向に延びる、まさに「西多摩のビッグターミナル」ともいえる拝島駅が今回のお散歩の舞台です。

 

これだけの大きな駅であり、何度も通過している駅なのですが、駅周辺がどのようになっているのか、個人的にはあまりよく知りませんでした。

 

そこで、あえて途中下車してお散歩してみました!

 

 

【拝島駅 基本データ】

駅名:拝島(はいじま)

路線:JR青梅線・五日市線・八高線(JC55)、西武拝島線(SS36)
所在地:東京都昭島市

停車する種別:【JR】特急○、ホリデー快速○、青梅特快○、快速○、各駅停車○

         【西武】拝島ライナー○、急行○、準急○、各駅停車○

 

 

まずは西武拝島線のホーム。

終点の駅ですが、島式の1面2線のこじんまりとしたホームです。

拝島駅にやってくる列車は、日中だと毎時4本程度なので、このくらいでも十分なのかもしれません。

 

ちなみに6・7番ホームとなっているのは、JRと通しで番号が降られているためです。

 

西武線の改札口です。

広々としていていいですね。

 

 

改札口を出ると広いコンコースになっています。

そして、JRと西武が同じコンコースにあるので、乗り換えはとても便利

 

この通路は、西口と東口を結ぶ通路にもなっているようです。

 

 

というわけで、JR側の改札口です。

3路線が集まっていることもあり、西武の改札口よりもターミナル感が出ていますね。

 

 

改札の中も広々とした通路にエキナカの商業施設がたくさんあります。

八高線や五日市線は、1時間に1~2本とそれほど多くないため、乗換の待ち時間が発生することもあるので、改札内に商業施設が多いのはありがたいですね。

 

 

JRのホームはこんな感じ。

1番線 五日市線

2・3番線 青梅線

4・5番線 八高線

というのが基本的な運用です。

 

 

拝島駅を連絡通路から見てみましょう。

両方向とも駅前後のポイントが複雑に入り組んでいます。

 

 

そろそろ街歩きを始めましょう。

まずは東口から。

 

 

東口は小さなロータリーはあるものの、こじんまりとした雰囲気です。

「Welcome to FUSSA」というちょっとアメリカンな案内板があります。

 

 

※方角がわかりずらいですが、左が北方向です

 

拝島駅を境にして、北側(左側)が福生市、南側(右側)が昭島市です。

駅の所在地は昭島市ですが、両市の駅といえるでしょう。

 

 

線路沿いを北方向に歩いていきましょう。

玉川上水に架かる「平和橋」という名前の橋です。名づけられたとのこと。

 

案内板によると、この橋を私費で建設した地元の方が、戦死された息子二人をしのんで世界の恒久平和を願う趣旨をもって名づけたそうです。

平和橋に並行して走る線路は、旧陸軍施設(現在の米軍横田基地)につながる線路です。

 

 

平和橋を渡るとのどかな住宅街が広がります。

 

 

住宅街を抜けると幹線道路が現れます。

これは五日市街道です。

国道16号線との交差点付近なので、渋滞が発生しやすいスポットですね。

 

 

そんな五日市街道にある小さな踏切。

しかし「一時停止不要」とされています。

 

 

踏切をみると英語の注意書きも。
先ほどあった米軍につながる線路ですが、現在は使われていないようです。
 
 
 
そして、五日市街道と16号線の交差点。
このすぐ北側に横田基地があるため高い建物はなく、広々としています。
拝島は米軍基地が生活のすぐそばにあることが実感しますね。
 
 
再び中通りへ。
この辺りは、ちょっとした商店街になっています。
こうしてみると、インド料理やマレー料理のお店がちらほら
 
 
さらにフィリピンスナックも。
 
福生といえば、福生駅周辺はアメリカンなイメージですが、基地の南側にあたる拝島駅周辺はアジアンタウンが形成されているようです。
 
 
駅に戻ろうとすると、玉川上水に架かる日光橋緑地がありました。
 
 
というわけで、駅に戻ってきました。
西武拝島駅の線路が意外と近い!
 
 
今度は西口に行ってみましょう。
なんだか新幹線の駅のような立派な駅舎です。
 
 
東口に比べて、商店街が発達しています。
 
 
駅前は国道16号線が走っています。
広々としていますね。
 
 
駅前のユニークなモニュメント
 
 
青梅線に沿って昭島方面に続く江戸街道
 
 
そんな江戸街道から別れる形で、なにやら歩行者専用道路がありました。
五鉄通りと名付けられていますが、まるで何かの跡地のような雰囲気です。
 
 
実はこれは五日市鉄道の線路後でした。
 
五日市鉄道は、大正・昭和初期に立川~武蔵五日市間などを結んでいた鉄道です。戦時中に、国鉄に合併した際に、拝島~武蔵五日市間は現在の五日市線として残りましたが、立川~拝島間は青梅線と重複するため廃線となったのです。
 
その跡地が、いまだに遊歩道として残っているんですね!
 
それを知って改めて見てみると、線路があったことがよくわかりますね。
70年前はここに鉄道が走っていたなんて、歴史を感じます。
 
 
 
というわけで、今回は拝島駅をお散歩しました。
福生と昭島にまたがるターミナル駅ですが、米軍基地、玉川上水、廃線跡など歴史的背景により生まれたものがいまだに残る街でした。このあたりの歴史を勉強したうえでお散歩すると、新たな発見がまだまだありそうですね!
 
<今回のお散歩コース>
 
 

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