UFC Fight Night 125 ブラジル・ベレン大会のメインイベント。リョート・マチダ（13位）vsエリク・アンダースのミドル級5分5Rマッチ。3連敗中と厳しい状況のリョートと、10戦無敗と勢いのあるアンダースという対照的な両者。簡単に試合を振り返ってみる。(｀・ω・´)

 

1ラウンド 間合いを詰めるアンダースに対し、リョートが足を使い距離を保ちながらキックを放つ。リョートが左ローでアンダースを転がし、猪木アリ状態でもキックを入れていく。このラウンドは明らかにリョートのラウンド。

 

2ラウンド 前ラウンドに続き、ジリジリ前に出るアンダースとサークリングを続けるリョート。アンダースの左ストレート、リョートのローキック、互いに有効打あり。個人的にはリョートにつけたい。しかしどちらについてもおかしくないラウンド。

 

3ラウンド リョートの打撃に合わせてアンダースがテイクダウン。金網際で組みの攻防の時にアンダースの右ヒザでリョートが左眉頭の上を深くカット。それでもリョートは時折真っ直ぐ飛び込んでパンチを打ち込み、ミドルとローを蹴っていく。アンダースが突進を見せパンチをヒットさせる場面もあった。このラウンドも微妙だけど僅かにアンダースか。

 

4ラウンド 徐々に組みの展開が増えてくる。アンダースが押し込みリョートが耐える。アンダースがテイクダウンを奪うも、リョートはすぐに立ち上がりそれ以上はやらせない。それほどダメージは与えた感じではないが、スタンドでも組みでも終始圧をかけていたアンダースのラウンド。

 

5ラウンド リョートが先に蹴りで仕掛ける。距離を取りながら上手く闘うリョート。アンダースは時折強いパンチを放つもリョートが回避。このままリョートのラウンドで終わるかという残り30病気かでアンダースがテイクダウンを奪う。リョートは背後にいたアンダースを前方に落とし難を逃れる。最後はパンチの交換で試合終了。ワイの中ではリョートのラウンド。

 

(判定はスプリット2-1で勝者リョート・マチダ！)

 

いやぁ〜これは難しい判定だった。打撃の手数とヒット数で優り、ローキックやミドルの印象も良かったリョート。常にプレッシャーをかけ、手数は少ないものの強い左のパンチをヒットさせ、テイクダウンも奪ったアンダース。ジャッジがどこをどう見るかでどちらに転んでもおかしくなかったと思う。

 

ワイの判定は48-47でリョートの勝ちだったし、やっぱりリョートに勝ってほしかったから、この判定結果は素直にうれしかったぜぃ！イェーイ！o(^▽^)o

 

アンダースは有望株だし年齢的には30歳だけど、百戦錬磨のリョートからすればUFCではまだ3戦目のグリーンボーイ。もし今回リョートが敗れて4連敗になろうものなら限界説が囁かれるような状況。しかも地元中の地元ブラジル・ベレン大会のメインイベント。

 

これだけプレッシャーがかかり、負けられないシチュエーションもなかなかない。そんな中でも、入場の時も試合中も冷静かつ集中している風に見えたリョートはやはりスゴい。おそらく達人ってこんな感じなんだろうな。

 

それに試合が始まってリョートがあのいつもの構えを見せた時のドキドキ感ったらなかったよ。MMAの試合では珍しいもんね。リョートはあの立ち姿だけで見る価値あるわ。(￣▽￣)

 

メインイベンターとしての役割をしっかりと果たしたリョートは勝利インタビューでマイケル・ビスピンの名前を出してたね。ワイ的にはリョートvsビスピンは熱い試合になりそうな気がするしぜひ見てみたいぞ。とにかくリョートよ！久しぶりの勝利おめでとうだぜ！（≧∇≦）

 

一方のエリク・アンダースはプロ11戦目にしてキャリア初黒星。でもUFC3戦目でメインイベントに抜擢されたことからもUFC側の期待度の高さが伺えるよね。

 

フィジカル的にはすでにミドル級でもトップクラスだろうし、所どころに見せる礼儀正しさにも好感が持てる。これからの伸びしろ含め楽しみなファイターだな。(・∀・)