真っ赤な ぶどう状の実を付ける「美男葛(ビナンカズラ)」
樹木に軽く傷を付けると樹粘液が出て 水やお湯で薄め 昔は鬢(ビン)つけ油の代用として
髪を整える整髪料として用いると美男子になることから 美男と名が付いたようだ
花は初夏に黄色い花を開花させ 花が終わると 最初は緑色の果実だが
秋に熟すと 真っ赤な光沢のある実に変色し 食べたくなるような 美味しさに見える
小豆が粒状に並んで表面に寒天が薄く塗られた光沢のある和菓子「鹿の子(かのこ)」菓子に似ている
枝はつる性樹木で 古木にたくさんの実を付けることから 低木栽培し盆栽愛好家にも親しまれている