那岐、サザキ、布都彦の感想です!
ネタバレはいつも通りがっつり!ではいくぞ〜!
(一部スチルバレあります)

地の朱雀
那岐(cv:宮田幸季)

千尋と共に現代の世界で高校生として暮らしていた青年。高い霊力を有する優秀な「鬼道使い」だが、怠惰で物事には無関心である。口が悪く、仲間に冷たい態度をとることもあるが実は面倒見のいい一面を持つ。

風早と共に現代で千尋の側で千尋を守ってきた那岐。素っ気ないし、無関心だしそれは千尋にも仲間達にも変わらない。そんな那岐の【無関心】ってのがすごくシナリオにとって重要なキーワードになってる、そんなシナリオでしたね。那岐√。
那岐は実は捨て子で獣人みたいな一族の一人に拾われ、彼を師匠と呼びながら育てられてきた。那岐はそんな過去を持っていたから自分と親密になればその人は【不幸になる】と思っているところがあって、それ故千尋を√のシナリオが進むと拒絶するようになる。千尋と那岐ってすごく見た目似てるんですよ。なんでかなぁ、なんて思ってたんですけど那岐も千尋と同じく【王族】だった。そんなことがわかり、那岐は一人千尋が許せないと思うような行動を取ることになる。
マガツヒノカミ(めんどくさいからカタカナで)に√入ってすぐに戦うことになるんですけど那岐、そして千尋はマガツヒノカミの力に押され、黄泉の世界へ辿り着いてしまう。そこでかつての師匠に出会いながらも那岐の持つ勾玉のお陰で葦原に戻ることができる。しかし、その勾玉こそが那岐が王族とたらしめる理由で、那岐は王族と言われても僕は僕と最初は言うがさいのきみ(めんどくさいから以下略)の言葉、そして那岐自身の心の向くままに千尋に変わり王になってしまう。どうして、と声を荒げる千尋に那岐は「千尋の悪いようにはしない。やることが終わったら、王位は国は千尋に返すから」と言う。もう、察してしまう。そして話が進み、さいのきみは那岐を追ってきた千尋達に那岐様はすべき事をしているだけ。と言う。所謂人柱にされてるんですよね那岐。でも、那岐自身それでいいって思ってる。だって、那岐は誰より自分の大切なものを失うことを恐れていて、怖いと思っている。だから那岐はこう言う。
「この方が失うものが少なくていい」
だって、失うものは那岐自身なのだから。その先を那岐は見ることも、知ることもないのだから。けど、それはいけないと思う千尋もみんなも。んで、マガツヒノカミを倒すがマガツヒノカミは諦めない。千尋はマガツヒノカミの力に当てられた見知らぬ場所見た目は知っている現代の風景なのにそこにいた那岐は那岐が知るべき事実を知らない那岐だった。そう、そこにいたのは、那岐が失っていた【葦舟に残された那岐の心のかけら】だった。那岐は以前、朱雀に優しさを問われ答えられなかった。もう一人の那岐は笑って千尋がここに来るかも知れないと言って、こう言う。
「君が僕の『優しさ』の答えだから」
きっと、那岐にとって優しさを証明できる相手が千尋なんですよね。千尋だから優しくなれるし優しくなりたいと思う。千尋が関与してくれるから他人に優しくできる。千尋は那岐の特別で唯一で大切で、『優しさ』そのものなんですよね…
そして、那岐が以前渡してくれた葉に導かれるように千尋は葦原へ元いた場所へ戻り那岐と再会する。
那岐は、戻った千尋を抱きしめると言葉を紡ぐ。
「あんな勝手はもうさせない。二度とあんな思いはもうごめんだ。失いたくない。そう思えば思うほど、離れていくようでずっと怖かった。繋ぎとめようと力を尽くすことさえ、誰かに、何かに嘲笑われているようで。」
「でも、もう終わりだ」
「僕の中の呪いを、全部千尋が断ち切ってくれたから。迷いも恐れすべて消えて」
「今僕の中に残っているのは大切だ、という気持ちだけ」
「この頰に触れる手の温もりが僕の知る『優しさ』の全てだ。」
いやもう…良さしかない。
千尋がじっくり時間をかけて本当の那岐を知って那岐の中の氷を溶かしていって那岐の呪いを解いて、素直にさせたんだなぁって思うと感慨深いしもう好きですね……。孤高の章クリア後の那岐√終わった後に観れる那岐のやつなんですけどそこでの那岐のセリフも好きで
「これからも変わらないでほしい。」
「どこにいるときも同じように」
「呑気な顔で僕の隣にいてほしいんだ」
プロポーズかよ!!!!??????ってなった
幼馴染だけど、幼馴染だからこその皆んなが知らない千尋を知っていて千尋も皆んなが知らない那岐を知っているってのが良かったなぁ。好き。

天の朱雀
サザキ(cv:関智一)

背に一対の翼が生えた「日向≪ひむか≫の一族」の青年で、山賊のリーダー。元々、海賊だった船を失い山賊になったためいつか自分の船を取り戻そうと思っている。大らかで男気のある明るい人柄。規律に縛られない自由な性格で、平気でズルをすることも。

海賊であるサザキ。大らかであり、海賊だから縛られない立ち位置にいます。だから千尋の知らない世界を翼を使って見せてあげることができる。サザキの必須イベで、サザキが昔見たという海の向こうの大陸。それを仲間達には馬鹿にされるが千尋だけは真っ直ぐ信じてくれた。しかもそれは同情でもなんでもなく、本当にあると思ったから、あるといいなと思ったから信じてくれた。その千尋の真っ直ぐさにサザキはきっとこの時すごく救われたんだろうなぁ、って思う。そして、もう一つの必須イベで宝探しをするイベントがあるんですけど、そこで宝を見つけて山分けだ〜〜って感じになるんですけどサザキ、そこで千尋が最初に気になってた【青色の石が輝く腕飾り】だけもらって他はやる。なんて言うんですよ、そして千尋が部屋に戻るとその腕飾りが置いてあって、その後千尋がサザキに会って「どう?」ってサザキであること知ってるように言うんですけどそれをサザキは知らんぷりする。もう!!!!最高なんですよねこのイベント!!!!!!!
そっから、橿原を奪還しよう、っていう流れになるんですけど千尋が神子で姫だから、そしてサザキは厭われる海賊だから、神子が恋してしまえばいけない。すれば龍神は呼べない。みたいな迷信も信じられてるくらいなので千尋、そしてサザキを殺そうと憚った裏切り者のせいで行動もままならなくなる。サザキの考えにより、裏切り者をとらえることはできたが、それでも千尋とサザキが惹かれ合いながらも中つ国の二人に対する嫌悪するような嫌がるような視線は変わらない。
橿原を奪還したあと、サザキに会えない日々が続いたある日、サザキが千尋に会いに行こうとしたら中つ国の役人の一人に止められてしまう。男は言う。「姫に尽くすというならその翼を切れ」と。千尋はそんなことする必要ないというがサザキは「千尋の側にいるためならオレは翼を切るぜ」なんて言うから千尋は泣きながらサザキを、サザキ達を守るために橿原に近づいてはいけない。自分に会ってはいけないと言う。そこでサザキは千尋に守ってもらった翼で飛んで逃げていくのだった。その後、千尋は千尋達は常世に囚われる。千尋は弓も奪われどうしようかと思っているとサザキが千尋を助けにやってくる。
「助けに来たぜ姫さん!」
「会いたかった。ずっとサザキのことを考えていたわ」
「ああ、そうだろうと思ってたぜ。」
「あんたはオレを忘れられやしない。オレのまじないの羽根を拾っちまったからな。」
出会いのシーンのがここで伏線になるなんて思ってなくてマジ!!!!???????って大興奮してしまった。千尋を助けようとサザキはするけれど千尋は皆んなが助かるまで自分は逃げられないと言ってサザキは笑って姫さんが言うならやるっきゃない!って言う…もう、好きやん?
その後、常世の皇が黒龍だと知り決戦。倒すが、器を千尋に移そうとする黒龍。一度は意識が消えそうになるが千尋は目を覚まし、黒龍は眠りにつく→EDからのED後のシナリオが最高なんですよね。神子としての役目を果たしたからって岩長姫は幸せになっていいって言ってくれるんですよ。そして千尋はサザキと共に船に乗り旅に出る。
サザキは一度橿原宮に侵入し捕まったことがある。だからこそもう侵入するもんか!って思ってたのにサザキにとって千尋という極上の【宝】があったからできたんだなぁって思うと愛情が深えよ。そして、一度は見つかるがサザキは翼を広げ千尋はサザキの腕の中に流れながら逃げていく。
「どこへでも行けるぜオレらは地に縛られず風のままに生きる…」
「姫さん、あんたと一緒なら海の向こうの大陸にでも渡っていけるだろう」
最高か〜〜??????????
好きです。
関智一には弱いなぁって思い知らされました。

天の白虎
布都彦(cv:保志総一朗)

「中つ国」に仕えていた族≪うから≫の少年。国の滅亡後は「常世の国」に抗う叛徒に加わって国を取り戻そうとしていた。
礼儀正しい性格であり、千尋を「中つ国」の姫として深く敬う。まだ若いが努力家で、巨大な槍での攻撃力は飛び抜けている。

布都彦は、というか布都彦√は王道RPG感が強かったですね。布都彦は兄の羽張彦が千尋の姉ノ姫と駆け落ちし、国を捨てたことで大罪人とされていてそれで多くのものが苦しんでいたから国を捨てて何かを成すことを良しと思っていない。だから、千尋に惹かれながらも自分は兄とは違う。そう思いたい。って思っている。
そんな布都彦√、千尋は謎の声に惑わされ、マガツヒノカミの落雷により常世の兵も自軍の兵も多くの犠牲を出してしまう。皆んなの前では明るく振る舞う千尋だが、誰もいない場所で一人涙を流し、断髪する。決意を証明するために。

「私を信じた人たちも、私が戦った人たちもたくさん…この空の下からいなくなってしまった。」
「…姫?」
「私はーーー」
「ーーーっ!」
「もっと強くならないといけない。あんな誘いに惑わされなほど、強く…」
「姫、髪を…」
「私の決断でたくさんの人が死んでいくんだ。彼らの死を忘れてはならない。」
「涙が…溢れて、雫になって…」
「私に命を預けてくれたみんなの、幸せを…守るために」
「…姫…なぜ私は気づけなかったのだろう。痛みを、悲しみをずっと姫は隠しておられたのだ。皆を動揺させぬために泣くこともできず一人、ここでーーー」
「兵のために嘆くことさえあの方には許されないのか。誰かと悲しみを分かち合うことさえ許されないのだろうか。姫を守って差し上げることができるのなら……」
布都彦は涙をこぼす千尋に声をかけることはできず小さな決意を決める。しかし、決意し千尋を気にすることが増える布都彦だが、ある時千尋の前に現れた黒龍。千尋は黒龍が国を、この世界を滅ぼそうとしていることを知り、黒龍を止めるために破魔矢を射る。しかし、それをすれば龍神を拠り所にしていた民から反感を買い、千尋は閉じ込められそして黒龍から破魔矢を抜くように言われる。布都彦も最初は千尋を捉える側にいたが千尋の真意を意思を聞き、最後は千尋を守り共に黒龍を討ってくれる。
布都彦√のいいところは許されない恋って本当にいいとこ?って家臣である布都彦が悩み苦悩するところ。そして、一ノ姫と羽張彦は駆け落ちというわけだけではなく黒龍を止めるために動きそして命を落としていたという真実。すごく王道RPG感が強かったですね。個人的には千尋の断髪スチルがすごく好きです。


今回はこれで一旦区切り!次回はアシュヴィンから何人かって感じになります!それでは今回はこの辺りで!ホナ サイナラ(*´ ˘ `*)ノ