二瓶勉作品『バイオメガ』 | ボクとその周辺

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あと、日常のこととか、気が向いたら心理学関連も書くかもです。

超ハードSF、『BLAME!』に近い雰囲気の作品です。
アニメカテゴリですが、アニメにはなってません。

全六巻セット、中古で2000 円で買ってしまいました。



ひととおり通して読んだのですが、いま二回目読んでます。

途中でどうなったか解らなくなりました。
難解です。


遺棄された火星基地に向かった調査隊から、ウイルスが世界中に広がってしまった世界です。

そう、この世界はまだ人類は地球にいるのです。

このウイルスに感染した人はゾンビのようになり、〈ドローン〉と呼ばれます。
この感染の広がりを〈ドローン禍〉といってる場面もあります。

因みに、2004 年から連載されてます。
まさに今の世界を彷彿とさせますが。


〈DRF〉という組織は、このウイルスにより不死を得て、新しい世界をつくろうとします。

それを阻止しようとする〈東亜重工〉の、人間に似せて作られた戦闘用生命体(?)〈合成人間〉庚 造一(かのえ ぞういち)が主人公です。

彼ら東亜重工の〈合成人間〉は、AIと多くの武器を搭載した特殊なバイクに乗り、ハンドガンサイズで大きな攻撃力を持つ〈弾体加速装置〉を用いて戦います。

(c)集英社

バイク搭載のAI フユは一応ヒロインになるんでしょうか。

あと、〈弾体加速装置〉は超々高出力の電磁力で弾丸を打ち出す銃、つまりレールガンです。

(c)集英社

(c)集英社

『BLAME!』に近い硬派な画質で、無駄にしゃべらず銃を撃つのみの戦闘も格好いいです。


世界観も独特です。

二瓶勉は遠未来を描く人ですが、珍しく近未来の作品だなーと思ってたら…

敵の「新たな世界を作る」というのも、他の作品のような比喩表現じゃありませんしね。


もう言えません。ネタバレです。

フワッとした言い方をすると、3巻までが『攻殻機動隊』、4巻からが『BLAME!』です。



『BLAME!』が面白かったら気に入ると思います。
『シドニア』から入った人は拒絶反応があるかも知れません。


魅力的な作品なので、気になったら探してみてください。

やっぱりAmazonとか楽天市場で探そうとしたら中古ですね。
hontoだと新品があるかも知れませんが。