初期型パーマン | sabのゆったり茶館

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先日、藤子F不二雄全集版のパーマン全8巻を購入しました。


文庫で5巻ほど、パーマンのコミックスは所有しています。


でも、少年サンデー版、小学館学習雑誌各学年版等で、別バージョンの話がいくつもあることを聞いていたので、全バージョンコンプリートの全集版を前から購入したかったのです。


そもそもオープニングのバードマンとの遭遇や、エンディングもバージョンによってかなり異なるのです。


それに気になってたことのひとつが、パーマン3号パー子の正体が、いつどのように明かされるか、それも読者へ、と主人公ミツオへと、バージョンによって違うらしい。


アニメ版との違いも気になりますよね。
(アニメ版も、初期モノクロバージョンとカラーバージョンではかなり違っているのですが、それはまたいずれ。)




もう新刊では、ほとんど手に入らないので(2009年初版)中古ですが、驚いたのは、一番最初のパーマンは、コスチュームデザインが違っていたこと。



どうです? ミツオ以外、パーマンもバードマン(この時はまだバードマンというネーミングではなく、スーパーマンでした)も、我々の知ってるイメージと違いますよね。


これは第1巻に、藤子F不二雄のあとがき?に書かれていて、知りました。

第3巻の小学三年生版(1966年)第一話がパーマンものの最初らしい。

それがコレね。




ヘルメットデザインが大きく異なりますが、マントも長めだし、パーマンバッジが無い。


コピーロボットも、ソックリロボットだって。


時代を感じますね〜。

まだコピーなんて言葉が一般的でなかった頃。

ジアゾ複写紙とか、青写真、な〜んて言ってました。
歳がバレますね〜。




ほかにもバードマンの円盤、形も大きさも違います。



最初のパーマンデザインはスーパーマンぽくて、ちょっと間の抜けた小学生パーマンには合わない、ということで、F氏は第2話からヘルメットデザインをガラッと変えたらしい。


くちびるが、めくれあがったような、あの独特の形ですね。





藤子不二雄の最初のヒット作は、Q太郎。次がパーマン、怪物くん、というイメージかな〜。


でもQ太郎がアニメでは古いけど、良く考えたら実写版ハットリくんの方が古いかも。


でググってみると、実写版ハットリくんは1966年、Q太郎アニメ版は1965年だったので、少しだけQ太郎の方が早かった。




ハットリくん、怪物くんは藤子不二雄A作で、Q太郎はほぼイーブンの合作みたいなので、藤子F不二雄の最初のアニメ作品は、パーマンなのかもしれませんね。


モノクロで、真っ赤なマントをひるがえし〜♪、で始まるオープニングソング。


パーマンは、私の幼少期、藤子F不二雄の原体験です。





(^_^)☆