バッティングセンター通いに
今のすべてを懸けている中年バッターです。




最近、バッティングセンターへ行く日は
たまたま雨の日が多い。

さらには寒いこんな日に限って
午前中から打ちに来るアホなんていないだろうと思っていたら

本当に自分しかいなかった。



しかし、しばらくしたら
制服姿のぴかぴかの女子高校生が
10人近くやってきたのだ。

卒業式のあとかな。

わかんないけど
ソフトや野球部じゃなさそうな雰囲気。



でさー、彼女らがまぶしいのなんのって!

誰かが打つのを仲間が後ろから見ていて
1球でも当たればみんなで大喜び。

降りしきる雨すら
煌びやかな演出に見えてしまうほど
きらきらしてる。


途中、投球ゲームのストラックアウトをやってみたり
併設のクレーンゲームをやっては
またきゃっきゃと。

さては、ちいかわのぬいぐるみ狙ってんな?






高校2年時のクラス替えを機に
卒業まで友達ゼロだったわたし。

いじめられていたなどではなく
異常なほどコミュニケーションが下手であった。



40代半ばとなった今でこそ

孤独は悪くない。
友達も特にいらない。
ひとりマジサイコー!

ってな考えに至ったけれども

10代のあの頃、気の合う友人が
たとえひとりでもいてくれたなら
懐かしく大切な思い出のひとつもできたかもしれない。



ただ、孤独のあの頃があって
その後の人生が繋がって繋がって
今の自分に仕上がっちゃったと思えば納得できる。

行きたいところには
好きなときに当然のようにひとりで行く自分。

大好きなバッティングセンターでは
誰にも邪魔されず気を使うことなく
打席でひとり集中している自分は嫌いじゃない。


これでよかったんだと、強がりでなく思える。




ふと、そんなことを思い出し
考えるきっかけになったJKたちの姿。

ひとしきり遊んだら
従業員のいるカウンターへ
「ありがとうございましたー!」って言いながら
爽やかに帰っていった。


はー、いいもん見たなぁ