神さまシリーズ・エジプト編◆20-アテン | そるてぃーあひるっ!(いととえん・むすび)

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神仏・精霊・森羅万象。多彩な色彩。多様な生命。円となって繋がり広がる縁。縁のもとに結ばれた糸(=意図)と会う。糸+会=絵。
あらゆる縁の意図(=糸)が絡み合って生じる、そんな絵を描いていきたい。

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《 神さまシリーズ・エジプト編 》

まとめ

 

 

20-アテン/終焉のいのり

 

あらゆる恵みをもたらす光を放つ

いにしえの夕日の太陽神

 

 

その手にあるものを見よ

失ったものは多くとも、

次に進むための鍵はあるだろう

 

 

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世界をぐるぐると巡る太陽神ラー(→ラー)に対し、

このアテン神は古き時代の太陽神ともされ、夕日の神ともされ、

惑星としての太陽そのものというよりも「太陽光線」のほうを神格化された神。

 

なのでアテン神の壁画はたいていが無数の光線を手足として描かれている太陽の絵になる。

 

 

もっと古い時代にはエジプト十字架「アンク」を手にしていたようだけれども

時代が下るにつれて、「太陽そのもの」よりも「ファラオ」に権威が移り、

それに伴って神と権威の象徴たる「アンク」もファラオに移った絵になっていっている。(つまりアンクを持たない絵になった)

 

 

満開の桜がその後ゆるやかに散っていくように

ピークに達した「満ちること」はそこからゆるやかに下降していく。

 

太陽神アテンはまさに「ピーク」の位置に立つ神。

 

ゆるやかな下降は、けれども、再び上昇し始める前触れにすぎない。

次の季節もまた桜は満開になるように。

 

 

失ったものと、得たものと、正しく見定めることができれば

 

きっとまた次に進めるのだろうね。