新聞広告シリーズ~E・H・エリックとルーキー新一による小野薬品広告(昭和42年1月) | 高木圭介のマニア道

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~浮世のひまつぶし~

昭和42(1967)年1月、日本語を喋る外国人(枠)タレントの草分けで耳をピクピクさせる珍芸でも知られたE・H・エリック㊨と、吉本新喜劇などで「天才」と称されたルーキー新一㊧がコンビを組んだ小野薬品の活性酵素胃腸薬 タフマックED の新聞広告。

 


 
タフマックEDの「ED」「いーでぃー」ではなく「えーでー」と読むのが正しい発音。一説によると、このテレビCMによる披露がきっかけで耳をピクピクと動かすエリックの珍芸が知られるようになったのだそうだ。

エリックの実弟は ファンファン大佐 こと岡田眞澄で、ルーキーの実弟は レツゴー三匹の三波春夫 こと レツゴー正児 と、ともに実弟が芸能人という共通項はあるものの、なんで活性酵素胃腸薬のCMで、この2人がコンビを組んだのか?は謎だ。

漫才ブームが本格到来する直前、昭和55年に44歳で早世した不遇の天才・ルーキー新一に関しては、私が関東圏育ちということもあり、どちらかといえばレツゴー三匹の漫才中、正児に追い込まれたレツゴーじゅん「ルーキーに貸した金返せ!」と反撃に出るおなじみの場面で耳にしていたことのほうが印象深い。

しかし、E・H・エリック&岡田眞澄も、ルーキー新一&レツゴー正児も、顔も風貌もよく似た兄弟だ。