お薦めの作家さん「神戸 智行」展 | 西野のつまみ食いブログ

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現在、松坂屋本館8階にて個展開催中の

「神戸 智行」さんご紹介します。

今は、太宰府天満宮内の宮司さんから請われ、天満宮内(文書館だったかな?)にて、襖絵を作成中です。

もともと岐阜県出身の作家さんで、美大卒業後、文化庁在外研修員としてボストンへも赴任しています。

 

 

主に生まれ故郷にある「長良川」を題材にした絵を多く描き、独特の表現から多くの人に支持されています。

 

私が初めて神戸さんと話した時から大ファン、彼が持つ自然に対するリスペクト、小さな生き物が構成する小さな世界を大事にする感性が大好きです。

 

 

今回も、小さな世界と長良川をモチーフにした絵を発表されています。

上の絵を見てもらうと解ると思いますが、テントウ虫や蟻のほかにダンゴムシが描かれてるの気づきましたか?

 

ダンゴムシは落ち葉を食べて分解し、落ち葉を土に還す役割を持っています。

 

この何気無い小さな虫たちが、私たちが見れる普通の光景を作り出しているのです。

 

 

上の絵は、今回発表された六曲一掃(対は今から描くとか‥)の屏風絵でして、写真だと小さくて解りにくいのですが、多くの細かい工夫を凝らし、河原にかかる霧を表現されています。

 

 

拡大でも解りにくいのですが、アルミ箔に色々な種類の和紙を貼り付けることにより、石の形を表現され、他にはあまり見れない画風で独創的ですね。

 

 

この白い空間は、神戸さんの大変ピュアな部分を表してると思い、大変感動した部分です。

 

 

また小さな生き物も画中に見え隠れし、作品のあちらこちらの変化にも目が行き、飽きさせませんよ。

 

神戸さんは、人として本当に素晴らしい人で品もあり、彼の作品と人柄に惚れ込んで、多くの企業さんも作品を依頼しています。

 

今回は百貨店での開催なので、普段は写真撮影禁止ですが、広田美術さんと神戸さんのご好意で写真撮影の許可を頂きました。

 

 

個展は10月1日(16時閉場)まで、中部地区での個展を滅多にしない方ですので、点数と作品群を見るいい機会だと思います。

アート好きな人必見です!

私も珍しく、一緒に写真撮って欲しいとお願いまでしちゃいました(笑)