今朝から雨にたたられて思うように消化出来ず終いの朝散歩ではあったのだが、今日は仕事も休みだから雨を考慮すると良い骨休みといった1日であった気がした、夕方には雨も止んだと思い、少しだけ気分を持ち直して「夕方散歩」に出掛けた。

バス通りであるのだが、頻繁にバスは通らない散歩道に「小さな花屋さん」がある、目に入ったのは緑色の小型の箱に入れられ展示され置かれてあった「ほおずき(鬼灯)」であった、あれ「ほおずき」がまだ売られているんだ!、そう言えば今年はいろんな花にも出会ったが、散歩道ではとんと「ほおずき」には出会わなかったナ、そんな懐かしさもあって写メさせて頂いた。
{292A9D2A-8198-4B48-B63A-9E6B27EF9617}

なんか本当に懐かしい、子どもの頃に妹や近所の友達と、この「ほおずき」の丸い赤い実に爪楊枝(つまようじ)で小さい穴を開けて、中にある種子を上手に取り出す、綺麗に中身を抜くと赤い実の袋(ほおずき実の皮)を口に入れて、舌を上手に使って鳴らす楽器が出来た、綺麗に取り除いたとしてもまだ味が残っていて甘く苦かったという思い出もまだ残っているから懐かしいのだ!
{FAED420E-7E4C-4BB3-8DC4-EE359D270CBC}

そんな「小さな楽器」を上手く鳴らすのも特技と言われた“昔遊び”であったことが思い出されて来た、僕などは比較的器用であったから上手くならせてもんだ(小さな自慢)!
小さな花屋さんの店先で見つけた、“小さな幸せの瞬間”である、
{B2F6EF9D-7BD7-4BFF-A999-34636B68E27F}

もうすっかり薄暗くなったこの店であるが、もう見られないであろう「ほおずきの実」を見せてくれたと、そう言う意味では、人に喜びと幸せを売る店でもある訳だ、という気分にさせてくれたのだ。
妹も県内の片田舎にある商人の家に嫁いだのだが昔遊びなどで培ったこともあったのか、花が好きがこうじて花屋さんを開き長年営業していたが先頃は、人気のあった店も時代の流れか!、閉店をして大手の会社で花き部門を手伝っている。

そんな「ほおずき」であるが、この花は白または淡い黄色の花を6〜7月頃に咲かせる、その開花時期に合わせて「ほおずき市」などが開かれている。
{D397E5B0-0DE5-49AE-AF5E-CD3401546EC5}

「ほおずき」という呼び名は、一説によると、旧仮名づかいは「ほほづき」だったが日本では諸説あり、
一つは、
・赤くふっくらした実の姿から連想されたという「づき」が「顔つき」「目つき」から来た説
・実を取り出して遊ぶ(僕らの昔遊び!)子どもの姿から、頬突く(ほほつく)ことから、
・「ホホ」というかめ虫の類がこの実につくことから、(このことは僕も知らずであったが)、

こんなことから「ほほづき」➡︎「ほおずき」になったようである。

漢字呼び名でも、
「鬼灯(ほおずき)」の意味は、実が赤く怪しげな提灯のような(丸い提灯)印象かららしい、

「酸漿(ほおずき」意味は、何でも漢方などで用いる時にはこの漢字使用らしい、

英名では「Ground cherry」の他に「提灯」を意味する「chinese lantern」ある、
こう見れば「ほおずき(鬼灯)」と言うのは大衆の中にもしっかり溶け混んで来たという姿を垣間見ると思った。

そうそう最後になってしまったが、この「ほおずき」の花言葉であるが、
「偽り」「ごまかし」という言葉が付けられていた、

理由は、見かけは大きな果実であるが、皮と種だけで中身がないことに由来するということである、での人気にある赤い実「ほおずき(鬼灯)」なのだから中身がないなどと馬鹿にしないで子どもの頃を思い出して口笛ならぬ「鬼灯の笛」でも吹いてみたら如何!
(夕方の散歩道)

※参考「horti」ほおずきの由来