金王八幡宮 

(こんのう)

 

《創建者・嫡男の名に由来》

 当初は渋谷八幡と称していました。社名「金王」は、渋谷重家(=神社創建者)の嫡男である常光が金王丸と称したことによるとされています。

◇鎮座地:東京都渋谷区渋谷3-5-12

◇最寄駅:渋谷駅~300m

 (JR・東京メトロ・東急線など)

◇御祭神:応神天皇

◇御朱印:あり

 

 

【表参道】

◆金王神社交差点

 

 

◆一之鳥居

~一の鳥居は、青山通りと明治通りを結ぶ道路に面しています。社号標は二の鳥居付近。

 

 

◆神輿庫

~一之鳥居の先、左手に見えてきます。

 

 

◆二之鳥居

~この辺りは樹木が生い茂っているため薄暗いですが、良い雰囲気です。

 

 

◆神門

~大きな常夜燈が一対、そして神門。神仏混淆の名残を感じます。神門は山門ですよね。

 

 

◆拝殿を遠望

 

 

◆回廊

~こちら、透かし塀と呼んで構わないのでしょうか。

 

 

◆手水舎

~神門をくぐると、左手にあります。

 

 

◆水盤

~『濯漱盤(たくそう盤)』と刻まれていました。「濯]=ゆすぐ、「漱」=すすぐ、です。

 

 

 

【社殿】

◆拝殿

当社は、青山・渋谷を総鎮守する「郷社」です。拝殿は、江戸時代初期(=1612年)に造営されたものをベースに、修理修繕を重ねて今日に至っています。

~築400年以上の社殿ということになりますが、美しく保たれています。

 

 

◆賽銭箱と鈴緒

~扉はたくさんの金具で修飾されていました。

 

 

◆軒下彫刻

~上:バク、下:トラ

 

 

◆奇跡的

 世界一の喧騒=渋谷駅界隈。そこから、わずか300mでこの環境は奇跡的です。

 

 

 

【境内点描】

◆金王丸御影堂

~金王丸の木像を祀り、彼が所持した「毒蛇長太刀」も保存されています。

 

 

◆狛犬

~「白金氷川神社」で見たものと似た、頭部が扁平なタイプです。

 

 

◆境内社

~手前は「御嶽社」。奥は、例によって赤い幟群が見えます。

 

 

◆玉造稲荷神社

 

 

◆金王桜

~浮世絵にも描かれ、江戸時代でも有名でした。『江戸三桜』のひとつです。奥は社務所。

 

 

◆『絵本 江戸土産』

~広重によって描かれた「渋谷 金王櫻」です。

 

 

 

 

◆神楽殿

 この辺りは、ベンチが10台くらいおかれています。結果、どうなるか→神社に関心のない会社員や学生が休憩しているため世俗的なエリアになり果てます。

 

 

 

【御朱印】

 

 

 

【参拝ルート】2018.04.06

START=東京メトロ・白金高輪駅~徒歩5分~①『白金氷川神社』~徒歩5分~白金高輪駅→南北線→目黒駅~乗り換え~東急・目黒駅→目黒線→不動前駅~徒歩5分~②『西五反田氷川神社』~徒歩3分~東急バス・目黒不動前停留所→渋谷行き→大橋停留所~徒歩1分~③『上目黒氷川神社』~徒歩7分~東急田園都市線・池尻大橋駅→東急線→渋谷駅~徒歩7分④『金王八幡宮』徒歩7分~⑤『渋谷氷川神社』~徒歩15分~⑥『宮益御嶽神社』~徒歩3分~東京メトロ半蔵門線・渋谷駅=GOAL  

 

 

 

【編集後記】

◆渋谷砦の石垣

~この地は、平安時代末期に渋谷氏が居館を構えていました。1524年「高輪原の戦い」のとき、北条氏に焼き払われてしまいました。そのあとから、神社が来ました。

 

 

◆追記:「豊栄稲荷」

~道路を隔てたお隣に「豊栄稲荷」という神社がありました。千本鳥居なども見えました。予定になかったのですが、ご挨拶しようかな、と思いました。しかし、社頭に立ったとき、一種独特な雰囲気を感じてしまい、足が動きませんでした。(了)