ヤブカラシ(薮枯、別名、貧乏葛)

ブドウ科。日本、中国、マレーシア原産。蔓性の多年草で至る所に生え夏には淡黄色の小さな花を付け秋になると丸い実が出来黒く熟す。役立たず別段の取り柄もなくこの草が茂ると薮も樹木も枯れてしまうと言われこの名や別名が生まれた。漢名を「ウレンボ」で根を利尿、解毒、鎮痛などの生薬として利用されている。伸びはじめの若芽を茹でて食べることも出来るが駆除困難な草である。

勇み立つ薮からし花慎しき 歌子