ご覧いただきまして、
ありがとうございます。
【失敗しない鉄道写真伝道師】うわじま6号です
1/30秒・・・
1/60秒・・・
1/125秒・・・
1/250秒・・・
1/500秒・・・
1/1000秒・・・
↑ は阪急電鉄9000系の方向幕で
それぞれ上からシャッター速度を
1/30~1/1000秒で撮影したものです
1/250秒までは問題なく撮影できましたが
1/500秒からは文字が不鮮明になり
最高速度115㌔で走るこの車両を
方向幕の文字を飛ばすことなく
キッチリとブレずに撮影するためには
当然ながら1/250秒までしか使えず
少し工夫が必要になります
1/30秒・・・
1/60秒・・・
1/125秒・・・
1/250秒・・・
1/500秒・・・
1/1000秒・・・
続いて ↑ は神戸電鉄6000系の方向幕で
こちらも先に挙げた阪急9000系同様
1/500秒になると文字が飛んでしまい
1/250秒あたりで限界を迎えますが
神戸電鉄は最高速度が80㌔以下であり
阪急9000系と比べれば
さほど撮影も難しくありません
阪急9000系は平成十八年に登場し
同じく神戸電鉄6000系は平成二十年・・・と
両列車の導入時期も近いことを考えれば
この結果にも頷けますが
他にも最新鋭車両の方向幕に比べると
晴天下では文字が非常に見づらく
明るさでも劣ることなども
両列車の方向幕に共通する点です
1/15秒・・・
1/30秒・・・
1/60秒・・・
1/125秒・・・
1/250秒・・・
1/500秒・・・
さらに ↑ は神戸電鉄6500系の方向幕で
外観は先ほどの6000系とほぼ同じですが
平成二十八年デビューの最新鋭車両ということもあり
文字の明るさも6000系より向上しています
しかしLEDの特性は大きく異なり
↑ の六枚を観察すると
文字が鮮明に写っているカットは
なんと1/15秒の一枚のみで
早くも1/30秒では
わずかに黒い横線が入り始め
1/60~1/125秒でもそれが顕著に現れ
1/250秒では完全に文字が飛んでしまい
このことから6500系の方向幕を
文字を飛ばさず走行シーンを撮るためには
実に厄介な列車といえます
1/60秒・・・
1/125秒・・・
1/250秒・・・
1/500秒・・・
1/1000秒・・・
1/2000秒・・・
↑ 最後は山陽電鉄6000系の方向幕で
デビューは平成二十八年であり
先の神戸電鉄6500系と同じですが
LEDの特性はまったく異なり
山陽6000系の方向幕は
なんと1/1000秒でも文字は鮮明で
走行シーンの撮影時でも
さほど問題はないといえます
この山陽6000系は例外的ですが
LED方向幕を搭載する車両の大半は
概ね1/250秒あたりで文字が飛んでしまうため
撮り鉄には悩ましい存在であることは確か
ではLED方向幕のネガティブな要素を
いかにして攻略するのか
さらに検証は続きます
最後までお読みいただき、
ありがとうございました。
【失敗しない鉄道写真伝道師】 うわじま6号