(需要はなくとも、ひさしぶりに「ダンバインひとり語り」、第6弾です)
今回取り上げるのは第23話「ミュージィの追撃」の一場面。
ドレイクの野望を阻止せんとするニー・ギブンは、じつは敵ドレイクの娘リムルと恋仲。
なにかと「リムル、リムル、」と口にするニーに振り回されるショウや仲間との衝突は度重なっていた。
一方リムルは父ドレイクの悪行を諫めたいと思うも、何もできないでいたお姫様だったが、城を脱出しニーたちに合流したリムルは、ゼラーナの仲間から信頼を得るためにも戦士として打倒ドレイクに貢献しようと奮闘する。
しかし、功の焦りからリムルは単独行動をとってしまい、ニーの怒りを買うことに。
今回の記事タイトルは、
大義のためにリムルへの私情を捨て、ゼラーナの指揮官としてリムルに退艦処分を発するニーだが、
仲間の説得もあり、鉄拳制裁による処分を下すシーンのセリフから。
相手はまだ少女でありしかも恋仲でありながらも鉄拳を振るうニーの覚悟!
お姫さま育ちのリムルはもちろんだけど、ニー・ギブンが仲間との軋轢を乗り越え、指揮官として成長していくのを象徴する出来事として印象に残っています。
物語当初は、マーベルとかキーンとかなんでこんな男に好意を抱くんだろう…とか思い、ちょっと好かないヤツたけど、
最終回、ニーは自分の手でドレイクを討ち果たした直後に爆撃をうけるんですが、この最期のときに叫んだ名がリムルではなく、自分より先に目の前で討死したキーンの名!
打倒ドレイクのためにともに苦難を乗り越え戦ってきた仲間の名であったことにちょっと胸が熱くなりましたね。
そこに「ニー、よくやりました!」と叫ぶシーラ様のひとことには…!(号泣)
[↓これまでの記事↓]
【ダンバイン① ~聖戦士ダンバイン~】
【ダンバイン② ~シーラ・ラパーナ~】
【ダンバイン③ ~チャム・ファウ~】
【ダンバイン④ ~マーベル・フローズン~】
【ダンバイン⑤ ~エンディング曲~】