2009年に発表された細田守監督の「サマーウォーズ」を観て、昔の楽しい思い出がよみがえった。


舞台は長野県上田市。城下町の街並みや上田電鉄などが描かれ、日本らしい素晴らしい風景に心が和む。


高校2年生の主人公・小磯健二は、憧れの先輩篠原夏希から一緒に夏希の実家へ行くことになった。その舞台が上田市だ。実家には夏希の祖父母陣内栄の90歳の誕生日を祝うために、26人の親族が一堂に集まっていた。





この一堂に集まった親族を見て、僕が小学校の頃の思い出がよみがえった。


お盆になると、祖母の実家へ行って、1泊するのが常だった。母の兄弟は7人。墓参りをかねて、母の兄弟がこの時期一斉に集まり、みんなで一泊するのだった。映画と同じように20人以上は集まっていた。夜、寝る場所も狭く、みんなで雑魚寝だ。



夜になると決まって、父親たちは麻雀をはじめ、朝まで徹夜だ。夜仲、談笑や麻雀牌のじゃらじゃらという音で眠れなかったものだ。


でも、女・子供も、夜遅くまで花札やトランプをして遊んだ。特に「カブ」(ブラックジャックみたいな遊び)には、おこずかいをかけて、夢中になって遊んだのが思い出される。おばさんにいとこ、みんな座布団を囲ん笑いが絶えない。


ホント、すっごく楽しかったな。


今、思い出すと親族が一斉に集まるのは祖母が生きている間だけだった。


親族が集まって、ワイワイガヤガヤできるのって、すごく楽しい。おばさんやおじさん相手だから、言いたいこと言えるし、いろいろ心配もしてくれる。


少子化の時代、親族も少なくなるし、みんなでトランプして遊ぶなんて、過去の思い出になるのは寂しい限りだ。ニコニコ