イタリアではビエタ、ビエトラなどと呼ばれてます。
ほうれん草や小松菜のような葉物野菜です。
比較的すぐに火が通るし、
1年をとおして手ごろな価格で買えます。
ものすごく身近な野菜です。
そして、ものすごく歴史が古く、
かのプリニウスも「博物誌」で言及してるらしい。
地中海沿岸で紀元前から存在する野菜だそうです。
日本では最近ではスイスチャードとして売られてます。
でも、もっとずっと昔から別の名前で出ていまして、
それが「ふだん菜/草」。
「ふだん」には「不断、普段」といった漢字が当てられます。
いつでも育って普遍的な葉物野菜ってことですね。
クセがないのでメイン料理に添える副菜、
イタリアでは「コントルノ」といいますけど、
もってこいの食材となります。
肉でも魚でも、メインの味わいをそこないません。
あとは詰め物の具材として使うことも多いです。
パスタやパイなどリコッタチーズと混ぜて使ったります。
先日イタリアの寿司米に乗っけたのもビエタ。
クセがないので和食材としてピッタリ