機種変更で確認したい5つのポイント!データ移行でやることは?【スマホニュース】
「新しいスマホに機種変更をしたい」という人、ちょっと待った! 正しい引き継ぎ手順を踏まないと、今までのデータが失われてしまうかも!?
いざデータ移行を開始してから足りないファイルや間違いに気が付く前に、あらかじめ引き継ぎ時の注意点を確認しましょう。
要確認!スマホ機種変更前にやるべき5つのこと
手元にいま使っているスマホと機種変更後のスマホの2つが用意できたら、いよいよデータ移行開始!
使用する機種に関わらず必ず確認したいのが、以下の5つのポイントです。この記事ではAndroidからAndroidへの機種変更にスポットを当てて解説します。
【ポイント1】LINEの引き継ぎ準備
トークをはじめ、画像や動画などさまざまなデータをやり取りするLINEは、引き継ぎの失敗が特に不安なアプリ。同じOS間(AndroidからAndroid)での機種変更の場合、今までのデータはすべて移行できますから、過度に心配せず操作を行いましょう。LINEで使える引き継ぎ方法は多々ありますが、もっとも簡単なのが2022年に登場した「QRコード引き継ぎ」。
この方法では、いま使っているスマホにデータ移行用のQRコードを表示し、新しい端末からこれを読み取ることで、データの引っ越しがより手軽になりました。
【いま使っている端末での操作】
まずやるべきはデータのバックアップ。LINEを起動したら「設定」を押し、「トークのバックアップ・復元」を選択。「今すぐバックアップ」を選ぶと、すぐにデータの保存が始まります。
新しいスマホにLINEアプリが準備でき、復元を始めるタイミングになったら、設定内にある「かんたん引き継ぎQRコード」をタップ。
すると復元に必要なコードが表示されますから、機種変更後の端末でこれを読み取りましょう。
【新しい端末での操作】
以前使っていた端末で「かんたん引き継ぎQRコード」を表示したら、新しいスマホでは以下の操作を行います。LINEアプリを起動し、「ログイン」を選択。ログイン方法では「QRコード」を選んでください。
その後カメラが起動しますから、旧端末に表示されたQRコードを読み取れば、引き継ぎ完了です。
【ポイント2】モバイルSuicaの引き継ぎ準備
通勤通学の定期券をモバイルSuicaで購入している人、必見! AndroidからAndroidへの機種変更をする際には、おサイフケータイアプリからICカードのデータを一度退避する必要があります。【いま使っている端末での操作】
モバイルSuicaアプリを起動したら「会員メニュー」を選択し、「カードを預ける(機種変更)」を選びましょう。「おサイフケータイアプリを起動」をタップし画面が変わったら、「カードを預ける(機種変更)」を選択。以上で引き継ぎの下準備は完了!
【新しい端末での操作】
新しい端末にモバイルSuicaアプリを準備したら、起動しましょう。チュートリアル後にログインページになりますから、「すでに会員の方はこちら」を押します。モバイルSuica登録時に設定したメールアドレスとパスワードを入力。ログインすると、旧端末で使っていたICカードを受け取れます。
【ポイント3】スマホ決済の引き継ぎ準備
忘れてはいけないのが、キャッシュレス決済サービスやポイントカードアプリの引き継ぎ。うっかり移行準備をせずに機種変更を進めてしまうと、チャージした残高やためたポイントがゼロになってしまうかも!?ここでは数多ある決済サービスから、「d払い」の引き継ぎ方法をピックアップして紹介します。
【新しい端末での操作】
「d払い」や「dポイントクラブ」など、dアカウントにログインして利用するサービスでは、旧端末から特別な操作なく引き継ぎができます。新しいスマホで「d払い」など対象のアプリをインストール後、以前使っていたdアカウントでログイン。これだけで以前のデータが自動で復元されます。
ちなみに、その他キャッシュレス決済サービスの引き継ぎ方法の一例はこちら。アプリによりデータの移行や復元方法が異なりますから、事前に確認して操作を進めましょう。
■PayPay
新しいスマホからPayPayアプリをダウンロード後、以前のアカウントでログイン。■LINE Pay
新しいスマホにLINEアプリをダウンロード後、LINE Payへログイン。Google PayにLINE Payカードを再登録することで、利用可能に。■メルペイ
旧端末でiD情報を削除。新しいスマホにメルカリアプリをダウンロード後、ログインで利用可能に。【ポイント4】Googleアカウントでデータをバックアップ
連絡先やアプリデータ、通話履歴など、これまでスマホに保存したデータを引っ越す際に役立つのが、Googleのバックアップ。この操作を行うことで、以下の情報を新しい端末に移行できます。
Googleのバックアップで復元できるデータ
・ 連絡先
・ 通話履歴
・ SMSの履歴
・ これまで使ったアプリデータ
・ 写真や動画
・ Wi-Fi設定
・ Googleアカウントで利用できるアプリのデータ(Gmail、Googleフォトなど)
・ 保存したパスワード
・ ホーム画面の壁紙
・ 言語設定
ちなみに、Googleではバックアップできる容量を1アカウントあたり15GBまでに制限しています。写真や動画をたくさん撮影していれば、あっという間に無料のストレージを使い切ってしまう恐れも。
もしもバックアップをはじめたあとで、データが15GB以内に収まらない場合は、SDカードや「Google One」で追加ストレージの購入を検討してもいいでしょう。
【いま使っている端末での操作】
Googleのバックアップをするには「設定」を起動後、メニューから「Google」を選択。「バックアップ」を押し詳細なメニューが現れたら、「今すぐバックアップ」を選びましょう。
【ポイント5】スマホを初期化
機種変更後、今まで使っていたスマホを返却または売却する予定があれば、端末の初期化をお忘れなく!初期化とは、今まで使っていたスマホを工場出荷時のまっさらな状態に戻すこと。つまり、これまで保存したデータなど一切の情報をスマホから消す操作です。
ひとたび初期化したらデータは元に戻せませんから、引き継ぎに問題がないことを確認して行いましょう。
スマホの「設定」を起動し、「システム」を押します。
「リセットオプション」を選択後、「全データを消去(出荷時リセット)」をタップ。
注意事項を確認し、再度データの移行漏れがないことをチェックしましょう。問題なければ「すべてのデータを消去」を押すと、スマホを出荷状態にリセットできます。
「リセットオプション」を選択後、「全データを消去(出荷時リセット)」をタップ。
注意事項を確認し、再度データの移行漏れがないことをチェックしましょう。問題なければ「すべてのデータを消去」を押すと、スマホを出荷状態にリセットできます。
ここが気になる!機種変更時の疑問点
データ移行はドコモショップでアドバイスを受けながら進めることもできますが、なかには自宅で作業を行う人もいるでしょう。
ひとりで機種変更するとなると、やり方は合ってるかな? と誰かに確認を取りたくなるもの。ここではデータ移行時に気になる3つの疑問を解説していきます。
■ドコモサービスのデータは移行できる?
ドコモメールの送受信履歴やドコモ電話帳のデータは引き継ぎできる?
ドコモメールやドコモ電話帳、dフォトなど各種サービスに保存されたデータは、すべて引き継ぎできます。これらはドコモクラウドに保管されていますから、機種変更時にデータ移行をする必要はなし!
保存容量が足りているか心配な場合は、こちらの手順で確認できます。
■購入した有料アプリはどうなる?
機種変更をしたら、有料アプリは再度購入が必要なの?
新しいスマホを起動後、以前使っていたGoogleアカウントでログインすれば、再度課金することなく有料アプリをインストールできます。
■データ移行が無事にできるか心配…
データ移行の設定は済ませたけど、無事に機種変更できる自信がない!
そんなときは、データの保存先を分散するのがおすすめ! 例えば写真や動画なら、保存先をGoogleストレージとSDカードの2か所に分けることで、万が一の事故を防げます。